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「虎(とら)が雨(あめ)」は旧暦5月28日に降る雨を指し、「曽我(そが)の涙雨」とも呼ばれる。建久4(1193)年に富士山麓(さんろく)で父の敵討ちを果たして討ち死にした曽我兄弟にまつわる伝説で、兄十郎の愛人、虎御前の涙で必ず雨が降ると言い伝えられてきた▲旧暦5月の「五月雨(さみだれ)」…