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鎮魂の月が往く。窓を開け放てば夏至南風(かーちーばい)がカーテンを揺らして駆け抜け、迎える盛夏を思う。77年前の戦争体験者は年々減り続け、「記憶の継承」が課題となっている▼私たちの先人は、戦後の混乱期にあっても叙情歌とぅばらーまに思いをのせ、戦世の悲哀を歌った。とぅばらーまが単に男…