<p>ソフトバンクG孫社長、「日本そのものをAIに」-導入拡大を推奨</p><p>ソフトバンクG孫社長、「日本そのものをAIに」-導入拡大を推奨</p><p>ソフトバンクグループの孫正義社長は28日に開催されたイベントで、同社が世界の人工知能(AI)スタートアップ約1500社のうち475社で大株主になっているとし、得られた知見を傘下のヤフーやLINE(ライン)、PayPay(ペイペイ)のほか英半導体設計会社アームなどの事業で活用したい考えを示した。</p><p>ソフトバンクグループ の孫正義社長は28日に開催されたイベントで、同社が世界の人工知能(AI)スタートアップ約1500社のうち475社で大株主になっているとし、得られた知見を傘下のヤフーやLINE(ライン)、PayPay(ペイペイ)のほか英半導体設計会社アームなどの事業で活用したい考えを示した。 孫氏は「日本そのものをAIに進化させていきたい」と述べ、より幅広い分野に導入すべきだと訴えた。その上で、「日本には素晴らしいテクノロジーのDNAがあり、今こそ目覚めて毎日のように使い、最先端の国家、カンパニー群にして日本から世界に発信しなくては」と話した。 孫正義社長(2020年11月) Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg 同氏は国内通信子会社ソフトバンクが主催した法人向けイベント「ソフトバンクワールド2022」で講演した。 スイスのビジネススクールIMDが先月発表した 世界競争力ランキング で日本が34位となったことについて「このままではいけない」と述べ、デジタルトランスフォーメーション(DX)やAIの導入が事態の打開につながるとの見解を示した。 日本企業の経営者はいまだに「KKD(勘と経験と度胸)」に頼っていると指摘。例えば小売業ではAIを導入し、明日の仕入れや未来の予測をしながら在庫管理や調達で失敗のないよう効率化すべきだと指摘した。 最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中</p>