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<p>【訃報】「ガイア理論」の提唱者ジェームズ・ラブロック氏が103歳の誕生日に死去</p><p>【訃報】「ガイア理論」の提唱者ジェームズ・ラブロック氏が103歳の誕生日に死去</p><p>「地球は生物の自己調節コミュニティである」という「ガイア理論」の提唱者であるジェームズ・ラブロック氏が、自身の103歳の誕生日に亡くなっていることがわかりました。家族からは「彼は自宅で愛する人たちに囲まれて亡くなりました」と発表されています。</p><p>氏が、自身の103歳の誕生日に亡くなっていることがわかりました。家族からは「彼は自宅で愛する人たちに囲まれて亡くなりました」と発表されています。 James Lovelock, creator of Gaia hypothesis, dies on 103rd birthday | James Lovelock | The Guardian ガイア理論の提唱者であるラブロック氏は100歳を超えてもインタビューに参加するほど活動的でしたが、2022年の始めごろ、転倒事故をきっかけに健康を害していました。それから約半年後となる2022年7月26日、ラブロック氏は自身の103歳の誕生日に自宅で息を引き取ったことが家族から発表されました。 ガイア理論とは、「地球上の生命は互いに相互作用しており、地球は周囲と相互作用する生物の自己調節コミュニティである」と仮定する理論で、科学的な理論としては異端とされるものの、さまざまな科学分野に多大な影響を与え多くの議論を呼んでいます。ラブロック氏はイギリスで最も尊敬されている科学者の一人に数えられており、老後も環境の危機について警告すべく研究を続けていました。ラブロック氏は他の多くの人々が危機に気づき始める数十年前から気候対策について問題提起し続けており、「地球は人間によって傷つけられ、壊滅状態に近づきつつあります」として亡くなるまで変わらず気候危機の最悪の影響は回避不能なものだと主張していました。</p>