上川隆也主演の人気シリーズ『遺留捜査』第7シーズン。
7月28日(木)放送の第3話では、“特別捜査対策室”のリーダー・佐倉路花(戸田恵子)が支援してきた元非行少年・山下駆(入江甚儀)が殺害されるという、痛ましい事件が発生。糸村たち“特対”メンバーが、真相究明に乗り出す。
◆残酷な運命に翻弄された双子の兄弟
第3話は、人通りの少ない路地で若い男性の遺体が見つかったところからはじまる。
臨場した“特別捜査対策室”のリーダー・路花は、被害者の顔を見てがく然。6年前に自分が逮捕した、元非行少年・山下駆(入江甚儀)だった。
駆は窃盗の常習犯だったことから少年院に収容されたが、路花の支えもあって立ち直り、現在は清掃会社に就職しまじめに働いていた。
ところが捜査を進めるうち、なんと駆には、路花も知らなかった双子の弟・井野脇透(入江甚儀・2役)がいることが発覚。
兄弟は母の死後、ともに施設で暮らしていたが、9歳のとき透だけが出版社の社長夫妻に引き取られて以来、駆とは対照的なエリート人生を歩んでいた。
しかも事件当日、次期社長の座を約束されている透が、現場近くの料亭で政略結婚のための見合いに臨んでいたことも判明。特対メンバーは、透が目障りな兄・駆を殺害したのではないかと疑う。
◆古い“おまけカード”から真実を引き当てる
そんななか、糸村聡(上川隆也)は駆が肌身離さず持ち歩いていた1枚の古いカードに興味を抱く。
それはかつて子どもたちの間で一世を風靡したチョコレート菓子のおまけで、「テンソーデン」という物語のキャラクターが描かれたカード。
糸村は科捜研研究員・村木繁(甲本雅裕)による鑑定をきっかけに、そのカードに秘められた兄弟の真実を引き当てていく。
駆と透、双子の兄弟を演じたのは、若手実力派俳優・入江甚儀。“格差”ある人生をたどってきた兄弟という難しい役どころに挑み、見事に2人を演じ分けている。
はたして駆がカードを持ち歩いていた理由とは? そして、駆は誰に殺されたのか。