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「わぁーかわいい」。6月中旬、房総半島の先端近い千葉県南房総市の千倉漁港に歓声が響いた。市立千倉中学校の1年生11人がバケツで受け取ったのはヒラメの稚魚。生まれてから3カ月で10センチメートルほどの小さな命と触れ合い、100尾を港内で放流した。中学生たちは「南房総学」と呼ぶ市独自の教育の一…