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■長野県立歴史館文献史料課長 村石 正行 「唱(とな)ふれば仏も我もなかりけり 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」 時宗の開祖、一遍上人(いっぺんしょうにん)がまだ若かった頃。念仏を唱えることの意味をこのように詠んだ。念仏を唱える自分と、それを聞く自分。まさに一心不乱に念仏を唱えることで無我とな…