もっと詳しく

<p>東京コアCPIは2.3%上昇、市場予想上回る伸び-7月</p><p>東京コアCPIは2.3%上昇、市場予想上回る伸び-7月</p><p>全国の物価の先行指標となる7月の東京都区部の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は前年同月比2.3%上昇した。エネルギーや食料品の価格上昇が続く中、伸び率は市場予想(2.2%)を上回り、消費税率の引き上げが影響した2014年12月(2.3%)以来の大きさとなった。総務省が29日発表した。</p><p>エネルギー価格は前年同月比23.5%上昇と、電気代やガス代の値上げを背景に前月(21.7%上昇)から上げ幅を拡大。生鮮食品を除く食料は3.6%上昇と前月(3.1%上昇)から伸びが加速した。 1997年と2014年の消費増税の影響を除くと、コアCPIは1992年10月以来(2.3%上昇)の伸び率。 キーポイント コアCPIは前年同月比2.3%上昇(ブルームバーグの予想中央値は2.2%上昇)-前月は2.1%上昇 生鮮食品とエネルギーを除くコアコアCPIは1.2%上昇(予想は1.1%上昇)-前月は1.0%上昇 総合CPIは2.5%上昇(予想は2.4%上昇)-前月は2.3%上昇     日本銀行の雨宮正佳副総裁は28日、エネルギーや食料品などの物価上昇について、「消費者マインドの悪化につながっており、今後の動向には十分な注意が必要」と指摘。資源・穀物価格の高止まりが長期化すれば賃金の上昇が物価の上昇に追い付かず、個人消費中心に経済が下振れるリスクあり、「手を緩めることなく、金融緩和を継続する必要がある」と語った。 関連記事</p>