「殺してしまった」と自ら通報　87歳女性死亡の強盗殺人事件、31歳男を逮捕　物色中に見つかりその場で首締め殺害　加古川市

２７日、兵庫県加古川市の住宅で、８７歳の女性が死亡した強盗殺人事件。逮捕されたのは近所の男でした。男は、室内を物色しているところを見つかり、女性に手をかけたと話しているといいます。

事件があったのは兵庫県加古川市尾上町の住宅街。２７日午後４時ごろ、警察に男から１１０番通報がありました。

「隣人を殺してしまった」

警察が現場に駆け付けると、民家の一階から住人の久保千鶴子さん（８７）が意識不明の状態で見つかり、その後、搬送された病院で死亡が確認されました。

久保さんの首には締められた跡があり、警察が近くの路上に立っていた男に事情を聞いたところ…

「通報したのは私です」

その場で犯行を認めたということです。

強盗殺人などの疑いで逮捕されたのは、無職の浦一生容疑者（３１）。２７日午後、久保さん宅に侵入し室内を物色していたところ、久保さんに見つかり、その場で久保さんの首を両腕で締め、殺害した疑いです。

浦容疑者は久保さん宅の向かいに住んでいて、犯行後、一旦自宅に戻りましたが「自分のやったことを考えると怖くなった」と自ら警察に通報したということです。

近所の住民「自治会費が６千円なんですけど、（浦容疑者に）何度請求しても頂けなかった。（生活が）楽ではなかったのではないか」

久保さん宅の室内には物色した跡があり、浦容疑者は警察の調べに対し「お金を盗もうを思って侵入したが、見つかってしまったので殺してしまった」などと話し、容疑を認めています。