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Image:photo_gonzo/Shutterstock.com

アップルは2020年末から、独自開発チップ「Appleシリコン」を搭載したMacを次々と投入しているが、その裏では製品化に至らないまま試作段階で消えていった「幻のMac」が少なからずあるはず。先日も、M1チップ版Mac Proが「準備」されながら葬られたと伝えられたばかりだ。

それに続くように、昨年(2021年)Appleシリコン搭載の大型iMacが、少なくとも3モデル試作されていたとの噂が報じられている。

米MacRumorsフォーラムメンバーのAmethys氏は、この情報を知人から入手したという。同氏は、「Mac Studio」の製品名やM1 Maxチップを搭載することなどを、誰よりも早く正確に予想していた。またStudio Displayについても正しい情報を発信しており、それなりに信ぴょう性はあるようだ。

アメジストによると、Appleが試作した3台のiMacは以下の通り。

・2021年8月以前の1台目は、インテル製チップ版27インチiMac(2020年に生産終了)と同じデザインで、M1チップを搭載
・2021年8月頃の2台目は、24インチiMacと同じデザインで、27インチ画面とM1チップ搭載
・2021年11月頃の3台目は、24インチiMacと同じデザインだが、27インチXDRディスプレイ、ブラック仕上げ、M1 Max搭載

このうち最も興味深いのは、24インチiMacと同じデザインでブラック仕上げ、XDR(ミニLEDバックライト画面)やM1 Maxチップ採用のプロトタイプだろう。クリエイティブのプロ方面から引く手あまたとなりそうだが、これら試作は昨年と言われており、いまだに姿を現さないことから、社内開発が本当だとしても製品化にこぎ着ける可能性は怪しいとも思われる。

Appleシリコン版iMac Proについては、Bloombergの名物記者Mark Gurman氏も2023年頃に登場すると述べたばかりだ。ただし、デザインやチップ等の詳細には全く触れていなかった。

またAmethys氏は、同じ情報源から量産前のMac Proロジックボードのことも聞いたという。それは40コアCPU(高性能コア32個、高効率コア8個)と、128コアGPUを含むAppleシリコンを搭載し、少なくとも1つのPCIe x16スロットが搭載されているそうだ。

やはりGurman氏も2021年5月に、全く同じコア数のAppleシリコン搭載Mac Proを報告していた。また同氏は今年6月、改めて「M2 Ultra/Extreme」チップが搭載のMac Proにも言及していたが、それらのコア数は明らかにしていない。

インテル製チップからAppleシリコンへの移行により、Macは安くなるとの期待もあったが、Mac Studio等は相変わらずのハイエンド価格であり、さらに日本では円安による値上げも加わっている。2019年にインテルMac Proが発表された当時は、「全部盛り」で550万円以上になると話題になったが、Appleシリコン版のお値段はそれさえ可愛く見えるのかもしれない。