『ギターから見た近代日本の西洋音楽受容史』＝竹内貴久雄・著 （毎日新聞）

（ヤマハ・1045円） 古今東西を問わず、人類にとって音楽は身近な存在である。同時に、世界各地で個性にあふれる楽器が登場した。本書のテーマであるギターが分類される「撥弦（はつげん）楽器」も例外ではない。例えば、日本の「琵琶（びわ）」「箏（そう）」は中国由来だが独自に発展し、生活に溶け…