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『リヒャルト・シュトラウス/楽劇 サロメ』 (アルテスパブリッシング・2200円) 10代半ば、初めてリヒャルト・シュトラウスの楽劇「サロメ」に接した時、その精妙な音楽に目を丸くした。何が主人公サロメのメロディーを官能的にするのだろう。どんな和声進行がオーケストラにつややかな色彩を与えるの…