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<p>エンバペ、アンリ、テュラム…南野加入のモナコからスターになった男たち | Goal.com</p><p>🇯🇵🇫🇷南野のOBはレジェンド揃い☝ #モナコ で羽ばたいたスターたち GK バルテズ DF マイコン テュラム アビダル エヴラ MF ファビーニョ ラファエル・マルケス ベルナルド・シウバ FW エンバペ トレゼゲ アンリ 詳しくは👇</p><p>6月28日にリヴァプールからFW南野拓実を獲得したことで日本での注目度が増している名門モナコ。リーグ・アンで強豪の座を築きながらも、のちのスーパースターが羽ばたいていった育成に優れるクラブとしても有名だ。今回は、モナコに在籍し、その後に世界のスターの座にのし上がっていった名手たちを紹介する。</p><p>(C)Getty Images GKファビアン・バルテズ(元フランス代表) レ・ブルーで長らく守護神を務めたバルテズはマンチェスター・ユナイテッドの印象が強いものの、それ以前にプレーしていたのがモナコだ。トゥールーズ、マルセイユと渡り、1995年にモナコ入り。公式戦189試合に出場し、2度のリーグ・アン制覇とカップ戦のタイトルを獲得した。スキンヘッドが特徴的で、GKとしては上背はないものの圧倒的な身体能力とシュートへの驚異的な反応速度を武器とし、フランス代表でも87キャップを記録。モナコでの活躍が認められ、2000年に加入したマンチェスター・Uでも3シーズンにわたってファーストGKとしてゴールマウスを守った。 (C)Getty Images DFマイコン(元ブラジル代表) その圧倒的な攻撃力を武器に、2000年代後半は「世界最高のサイドバック」と称えられたマイコンも、世界的な名声を掴んだインテルに加入する前はモナコで活躍。2004年から2年間プレーし、81試合に出場した。モナコで主要タイトルは獲得できなかったが、在籍期間中にブラジル代表としてコパ・アメリカ(2004年)優勝を経験している。6年間の在籍で4度のセリエA制覇やチャンピオンズリーグ優勝を達成したインテル時代では、強靭なフィジカルとスピード、スタミナを武器に右サイドを何度も駆け上がり、高精度のクロスと豪快なシュートで守備陣に恐怖を与え続けた。当時チームメイトであった長友佑都も「憧れ」と公言。インテル退団後はマンチェスター・シティ、ローマ、さらに母国ブラジルでプレー。2021年8月には、サンマリノのSPトレ・ペンネでUEFAカンファレンス・リーグ予選にも出場している。 (C)Getty Images 1998年フランス・ワールドカップ準決勝のクロアチア代表戦で鮮烈な2ゴールを挙げたことでも有名なフランス代表のレジェンドDFテュラムもモナコで台頭した選手だ。1990年のプロデビューからほどなくしてレギュラーポジションを掴むと、1996年にパルマへ移籍するまでに公式戦186試合に出場した。右サイドバックとセンターバックを高いレベルでこなす隙のないディフェンダーは、その後もユヴェントス、バルセロナとビッグクラブでプレー。1994年から2008年までに積み重ねた代表キャップ数「142」は、現在もフランス代表史上最多の数字となっている。 (C)Getty Images DFエリック・アビダル(元フランス代表) バルセロナの伝説的な6冠達成メンバーの1人であるアビダルも、若かりし頃はモナコでプレー。トップチームデビューは21歳と遅咲きで、在籍した2シーズンはレギュラーの座を確保できなかったが、その後リールを経て、リヨンで世界的なプレーヤーに。2007年~2013年までプレーしたバルセロナでは、公式戦200試合近く出場。ジョゼップ・グアルディオラ黄金期を支え、16個ものタイトルを獲得した。2011年に発覚した肝腫瘍の問題で引退の危機に追い込まれたこともあったが、奇跡的な復帰を遂げてプレーを継続。2013-14シーズンには、モナコへと戻り1シーズン活躍している。2014年の引退後、バルセロナのディレクター職などを務めた。 (C)Getty Images DFパトリス・エヴラ(元フランス代表DF) 名門モナコの歴史を代表するレフトバックがエヴラだ。2002年に当時ディディエ・デシャン監督が率いるモナコに加入したエヴラは、2006年にマンチェスター・Uに引き抜かれるまでに公式戦162試合に出場。タイトルはクープ・ドゥ・ラ・リーグのみだったが、2003-04シーズンにはチャンピオンズリーグ決勝に進出したチームの中で、決勝のポルト戦までの全13試合に出場してチームを支えた。その後、9シーズンプレーしたマンチェスター・Uでもレジェンドとなった攻守に抜群の安定感を誇る左サイドバックは、ユヴェントス、マルセイユ、ウェスト・ハムを経て2019年に現役引退している。 (C)Getty Images MFラファエル・マルケス(元メキシコ代表DF) メキシコの“皇帝”として知られ、ワールドカップ5大会連続出場を誇るラファエル・マルケス。バルセロナへのステップアップ前、1999-00シーズンから4季に渡ってモナコでプレーしていた。センターバックに加え、ボランチもこなせる高いユーティリティ性が魅力で、「フリーキックマスターズ2008」で優勝したこともあるほどの高いキック精度も持つ。メキシコ代表では長くキャプテンも務め、そのキャプテンシーは言うまでもない。モナコでも2つのポジションでレギュラーとして活躍し、2003年からバルセロナへ。バルセロナでもフランク・ライカールト監督、ジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を獲得し、7シーズンで12個のトロフィーを手にした。また、242試合という出場記録は外国人選手としてはクラブ史上8位となっている。 (C)Getty Images リヴァプールの主力選手となったファビーニョもモナコで大きく飛躍を遂げた選手の一人。2013-14シーズンから2017-18シーズンまでプレーし、2016-17シーズンにはチャンピオンズリーグベスト4にも大きく貢献した。今でこそ絶対的な守備的MFとして知られるが、モナコ時代は右サイドバックとしてもプレー。2015年頃から徐々に現在のアンカーとして地位を確立していくこととなった。モナコでの実績を経て2018年にリヴァプールへとステップアップ。安定感のあるつなぎや強靭なフィジカルを活かした守備はもちろん、強烈なミドルシュートでゴールを挙げるなど、プレミアリーグではさらに飛躍。また、守備陣の相次ぐ負傷からCBでの起用も増えるなど、さらに万能さは増した印象だ。 (C)Getty Images MFベルナルド・シウバ(ポルトガル代表MF) ベンフィカのユース出身のベルナルド・シウバだが、トップチームでは定位置をつかむことができず、2014年に同郷のレオナルド・ジャルディムが率いるモナコへと新天地を求めた。モナコでは右ウイングを中心に攻撃的MFから、中盤センターまであらゆるポジションで活躍。10番を背負いながら、上手くて走れる選手としてキリアン・エンバペらとともにモナコを牽引した。2016-17シーズンのチャンピオンズリーグベスト4進出、リーグ・アン制覇を置き土産にマンチェスター・シティへと移籍。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下でさらにポジショニング、判断力などを磨き、チームにとってなくてはならない選手に。2018-19シーズンにはPFAベストイレブンに選出されるなど、プレミアリーグ屈指のテクニシャンとして君臨している。 (C)Getty Images FWキリアン・エンバペ(フランス代表FW) 言わずと知れた世界最高の快足アタッカーも、最初に名を轟かせたのはモナコ時代。ユースから上がり、2015年12月にトップチームデビューを果たした。当初から圧倒的なスピード、高いフィニッシュ能力を備えていたが、17歳という年齢もあり、ジャルディム監督は少しずつ出場機会を増やし、トップチームへと馴染ませていった。その才能が世界に知られるようになったのは2016-17シーズンのこと。ベスト4に進出したチャンピオンズリーグで6ゴールを記録。マンチェスター・シティやユヴェントスといった強豪クラブから次々とゴールを奪い、世界屈指のポテンシャルを秘めていることを示した。すると、2017年夏にパリ・サンジェルマンへ買い取りオプション付きのレンタル移籍で加入。2018年、2019年と連続でFIFA/FIFProワールドイレブンに選出され、現在の地位を確たるものとしていった。 (C)Getty Images 1995年にモナコに加入し、5年間の在籍で公式戦123試合62ゴール。2度のリーグ優勝に導いたほか、在籍中にフランス代表としてワールドカップとEURO制覇を経験している。その後はユヴェントスで318試合出場171ゴールと目覚ましい成績を残した、フランス史に残る点取り屋だ。強靭な身体と抜群のポジショニングセンスを武器とし、ダイナミックな空中戦でファンを魅了。とにかくワンタッチでのゴールが多いストライカーであった。ユヴェントス退団後はスペインやUAE、両親の母国であるアルゼンチン、さらにインドで活躍し、2015年にスパイクを脱いでいる。 (C)Getty Images FWティエリ・アンリ(元フランス代表) リーグ優勝13回、FAカップ優勝14回(史上最多)を誇り、現在は日本代表DF冨安健洋がプレーすることでも知られるアーセナル。そんなプレミアリーグ屈指の名門で歴代最多ゴール記録(228)を誇る伝説的なストライカーも、若かりし頃はモナコで経験を積んだ。当時の指揮官アーセン・ヴェンゲルの下で1994年にトップチームデビューを果たすと、1996-97シーズンのリーグ制覇に大きく貢献。翌年のワールドカップでも、フランス代表として母国を優勝に導く活躍を見せた。当時はウイングでのプレーながら、1994~99年までで139試合28ゴールを記録。その後ユヴェントスを経て、アーセナルで伝説を作り、バルセロナではビッグイヤーも掲げている。現在はベルギー代表のアシスタントコーチとしても活躍中だ。 (C)GOAL</p>