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<p>台湾周辺に無人機飛来、中国軍が偵察か…昨年より飛行制御能力が向上</p><p>台湾周辺に無人機飛来、中国軍が偵察か…昨年より飛行制御能力が向上 #国際</p><p>【台北=鈴木隆弘】台湾周辺で中国軍所属とみられる無人機の飛来が相次いでいる。25日に沖縄本島と宮古島の間を初めて偵察・攻撃型無人機が単独で抜けたのに続き、28日にも台湾の離島で確認された。台湾軍は、偵察活動とみて警戒を</p><p>強めている。 日本の防衛省が29日、自民党外交部会などに行った説明によると、中国軍の無人機は昨年8月、沖縄本島と宮古島の間を2回飛行した。その際は哨戒機などと一緒で、太平洋に抜けた後すぐ引き返した。今月25日の場合は、無人機単独だった上に台湾東方沖まで飛行していた。飛行制御能力が向上したとみられる。 台湾では25~29日、各地で恒例の軍事演習「漢光」が実施されており、偵察目的の可能性が高い。台湾東方の太平洋では、5月に中国軍の空母「遼寧」が訓練を繰り返すなど、台湾の東側を意識した軍事活動が活発化している。 さらに台湾国防部(国防省)は28日夜、中国福建省の沿岸に近い台湾・馬祖列島の東引島付近で無人機が2回飛行したと発表した。陸軍は信号弾を発射して警告した。台湾メディアは、中国軍所属の可能性を指摘している。</p>