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<p>国道沿いに「黄金のペットボトル」 悪質ポイ捨ての正体</p><p>国道沿いに「黄金のペットボトル」 悪質ポイ捨ての正体 国道沿いでのごみの投棄が問題化している。岡山県内の国道沿いで見つかったごみには、尿とみられる液体が入ったままのペットボトルが捨てられるなどもあるという。</p><p>国道沿いでのごみの投棄が問題化している。岡山県内の国道沿いで見つかったごみには、尿とみられる液体が入ったままのペットボトルが捨てられるなどもあるという。岡山県…</p><p>岡山国道事務所は、国道2号を含め30号など県内で計265キロの国道を管理。同事務所によるとごみの投棄は複数の箇所で見られるという。令和3年度に現場パトロールで確認・回収された国道上の落下物は9437件。そのうちペットボトルなどプラごみは1563件に上る。 投棄されたごみの処分にあたるのは委託された業者や地域で活動するボランティアだ。県内には清掃ボランティアに取り組む約70の団体がある。団体は、地域住民でつくられたものや業界団体でつくられたもの、学校や福祉法人を中心につくられたものなどがある。 ボランティアは、道路の清掃活動や道路脇の植樹・植え込みの手入れなども行い景観の美化にも貢献している。ごみの処分では自治体と連携し、ボランティアが集めたごみを地元の自治体が回収し処分。道路管理者はボランティアに必要な用具を支給したり、保険料を支払ったりすることで活動をサポートしている。 国道2号脇の側溝に投棄されたごみ(岡山国道事務所提供) ポイ捨て行為は軽い気持ちで行っているかもしれないが重いペナルティーもある。岡山県警によると、こうしたごみの投棄は廃棄物処理法違反(5年以下の懲役または1千万円以下の罰金)に該当する可能性もあるという。 国道への投棄ではないものの県内では昨年6月、岡山市中区の用水路内に使用済みの紙おむつ約4・2キロを投棄したとして同法違反で30代の会社員の男が逮捕された例がある。</p>