純正パーツと見紛うクオリティの高さ
ジャオスパーツの特徴は、何と言ってもその完成度の高さだ。装着した時に、まるでデフォルトでこのカタチだったのではないかと思えるほど、クォリティ、フィット感とも抜群だ。全体のフォルム構築の中心にあるのがフロント回りで、オンリーワンの秀逸なデザインのグリルは、上品にカスタムをアピール。加えて、カウルと名付けられたエアロ形状のバンパーが、ベースのアッパーボディの中で個性をアピールしており、抜群のフィット感も見逃せないポイントといえる。
【写真18枚】抜群のフィット感を誇るJAOSカスタムのジムニーを写真で見る
同じプロトコルでデザインされたリアバンパーもさることながら、新作のディフューザーもボンネット上で存在感を放つ。LEDランプを内蔵したこのアイテムは、他には類を見ないオリジナリティが美点だ。久しぶりにジャオスが作ったルーフラックにも注目したい。ローフォルムでボディに自然と馴染んだキャリアは、IPF製ランプとの相性がよく、愛車にアドベンチャー感をプラス。もちろん実用性も十分備える。
ジャオスと言えば、忘れてはならないのがチューニングパーツ。40mmアップのサスペンションキットは、クロカン4WDの弱点であるダルなハンドリングを解消し、日常域での乗り心地を快適なものにしてくれる。リフトアップしたら装着したいのが、ドアシルプロテクターで、アッパーボディに生じる間延び感をさりげなく解消し、タフネスな印象を与えてくれる。さらにマフラー、エアクリーナーをインストールすれば、吸排気効率を大幅に変更。マフラーはリアビューのリファインにも有効なアイテムだ。
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脚はBATTLEZリフトアップセットVFSコンプリートをインストール。最大で40mmアップ。コイルはチタン素材配合で、ヘタリ保証付き。ハーモフレック機構搭載のダンパーも注目。美しいヒートチタンカラーが特徴のBATTLEZマフラー ZS TC。排気音も官能的だ。
この他にも、自分のニーズに合わせて装着できる豊富なパーツをラインナップ。カスタムをするなら、最初にジャオスをチェックしたい。
安心して乗れる使いやすさとほどよいスポーツ感が最高!
どんな場所でも、誰が乗っても乗りやすい。この言葉を真摯に考え、開発を行うのが日本を代表する4WDパーツサプライヤー、ジャオス。このJB64は同社の「リフトアップセットVFSコンプリート」に交換される。車高アップ量は40mm。これは乗降性を犠牲にせず、それでいて純正より少し大きなタイヤを履くことが可能な高さだ。
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40mmアップのサスキット。大径タイヤ装着時にハンドルが取られる場合にステアリングダンパーも用意される。KYBで製造するダンパーには、路面からのコツコツとした振動に反応して吸収する特殊な機構を採用している。コイルスプリングはBATTLEZリフトアップスプリングTi-Wを装着。オン/オフ共に快適な乗り心地に寄与。
まずオンロード。通常の速度では純正から乗り比べてもまったく遜色がなく、いい意味で普通だ。ハンドリングにクセがなく安心して乗っていられる。ブロックパターンのタイヤなので多少のゴツゴツ感があるかと思いきや、こちらもほぼ感じられない。これはダンパーに内蔵される、路面から伝わるコツコツとした振動を積極的に吸収してくれる「ハーモフレック機構」が働いているからだ。速度を上げていくとただのビギナー向けのサスでないことが見えてくる。タイヤのグリップ限界周辺で走ってもハンドリングはニュートラルでブレイクするそぶりも見せない。これなら雨天や降雪路でも安心して運転できるだろう。オフロードでもその性格は変わらず、乗り心地は快適そのもの。試しに強めに操作を入れるとアンダーやオーバー姿勢を思い通りに作り出すことすらできる。コントローラブルとはこういうサスのことを言うのだと実感。
新製品として装着されたのが「クラッチディスク」だ。街乗りだけなく、海外ラリーに参戦する同社は競技への造詣も深い。そのノウハウを用いて開発したのがこのクラッチで、純正カバーを使用しているので一般的なメタルディスクのような使いにくさがなく、それでいて強力な圧着力や耐フェード性を持つ。これなら流行りのスピードトライアルやダートレースにおいても活躍してくれそうだ。
SHOP’s VOICE(内田悦哉さん)
快適性とスタビリティを両立した40mmアップサスペンションや、十分なボリュームを持ちながらスポーティなシルエットを実現した前後スポーツカウルなどを軸として、さまざまなジムニー用アイテムを開発しています。
ジャオス 0279-20-5511 https://www.jaos.co.jp/
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