Googleが今年秋に発売予定のスマートウォッチ「Pixel Watch」には、ウェアラブル向けOSの最新版であるWear OS 3が搭載される見通しだ。現在Wear OS 3が動くデバイスはサムスンのGalaxy Watch 4のみ(他社製品はアップデート待ち)だが、本製品はAndroidスマートフォンのみに接続できる。そのため、Wear OS 3はiPhoneとは連携できないと思われていた。
しかし独Montblancが24日(現地時間)発表した新型スマートウォッチ「Summit 3」がWear OS 3搭載であり、かつiPhoneとも連携できることから、Pixel WatchもiPhoneと接続できる可能性が浮上している。
MontblancのSummit 3がiOSとの接続にも対応していることは、当初Wareableが報じ、その後The Vergeがクアルコムに事実(本製品は同社のSnapdragon Wear 4100+搭載)であると確認を取っている。
サムスン以外でWear OS搭載のスマートウォッチ、たとえば人気のFossil Gen 6はiPhoneと連携できる。Galaxy Watch 4がiPhoneに繋げないのはWear OS 3の仕様のためと思われていたが、そうではないようだ。つまり、同製品はiPhoneと接続できたかもしれないが、サムスンはあえて無効にしたとも推測される。
もっとも、iPhoneと相性の良いスマートウォッチはApple Watchであり、Pixel WatchユーザーがiPhoneと接続することはあまりなさそうだ。とはいえ、選択肢は多いに越したことはない。
もちろんGoogleも、サムスンと同じようにiOSとの接続を無効にする可能性がある。とはいえ、Wear OS対応製品はApple Watchほどのマーケットシェアを勝ちえていない。もしもPixel WatchがiPhoneと連携できれば、Androidユーザー以外も購入する可能性が広がるはずであり、Googleもそう判断することを期待したいところだ。