元レッドブルのF1ドライバーであるマーク・ウエーバーは、古巣のレッドブルと万能のマシンRB18が、2022年F1世界選手権の支配を続けていくだろうと考えている。
レッドブル・レーシングは、今シーズンこれまでに争われた9戦のうち7戦で優勝している。マックス・フェルスタッペンは6勝を上げて、ドライバーズランキングではチームメイトのセルジオ・ペレスに36ポイントと大差をつけている。
だがレッドブルとフェルスタッペンは、1ラップのペースでは最速と全体的にみなされているF1-75を持つフェラーリと、才能あるシャルル・ルクレールという最大のライバルから今も手ごわい挑戦を受けている。しかしながらウエーバーは、総合的なパフォーマンスを備えたレッドブルの新世代マシンによって、チームは主なライバルたちを引き続き圧倒していき、フェルスタッペンはシーズン末を待たずにタイトルを獲得する可能性があると考えている。
「レッドブルは今後もチャンピオンシップを支配していくだろう」とウエーバーが語ったと『The Guardian』は報じた。
「彼らにはすべてのタイヤコンパウンドに対し非常に優れたダウンフォースレベルを持つマシンがある。まるでオールコート型のテニス選手か、ショート、ロングなどあらゆるホールでチッピング、パッティング、ティーショットに優れたゴルファーのように、レッドブルはなんでもできる」
「レッドブルは今のところほぼ何についても対応できる。マックスはあと3戦で決着をつけることもできるかもしれない」
ウエーバーはまた、自身のF1キャリアにおける9回の勝利のすべてを獲得したチームであるレッドブルが、プレッシャーの下で強さを発揮することを知っている。
「私はよく知っているが、彼らはプレッシャーの下で生まれる興奮を好んでいる」
「戦略的に彼らは勇敢でかなり自由だ。トロフィーキャビネットを持っていようが、彼らは分析によって停滞するようなことはしない。仕事が与えられれば、彼らはそれをやり遂げるまでだ」
ペレスはフェルスタッペンとルクレールのタイトル争いに加わることを強く望んでいるが、ウエーバーはチャンピオンシップの期間中にペレスがフェルスタッペンと肩を並べられるようになるとは考えていない。
「私はセルジオをとても気に入っているが、シーズン中時間が経つにつれて、マックスはさらに大量のポイントを貯め始める方法を見つけるだろう」
「アゼルバイジャンでマックスは圧勝した。あれは大変強烈な勝利だった。その後のカナダでは雨が降り、ドライの日もあって、寒く、トリッキーだったが、マックスは週末を通して驚異的だった」