伝説のシューミ・フェラーリがハンマーにかけられる。4戦4勝: ミヒャエル シューマッハが1998年のF1で使用したシャーシ187のフェラーリF300は伝説的な存在である。今、サザビーズで最も成功したF1フェラーリがオークションに出品されているのだ!
ミハエル シューマッハの「フェラーリF300」、シャーシナンバー187(1998年製)は、伝説のF1ドライバーがドライブした、モータースポーツの歴史に残る1台だ。
なぜなら、この赤いF1レーシングカーが、オリジナルの状態で、RMサザビーズに出品されるからだ! スクーデリアフェラーリファンの心臓は、ジェットコースターのループよりも速く鼓動するはずだ。
カナダ(モントリオール)、フランス(マニクール)、イギリス(シルバーストーン)、イタリア(モンツァ)のグランプリレースで、シューミのレーサーは、4戦4勝という記録を残している。オークションハウスによれば、このシャーシを持つ「F300」は「少なくとも3回のレース出場を果たした、史上最も成功したフェラーリ」だという。
1998年の「フェラーリF300」は、ルール変更に伴い、エキゾーストシステム、エアロダイナミクスを一新し、タイヤもレーシングスリックではなく、初めてグルーブドタイヤを採用した完全新設計マシンとなった。最高出力800馬力の3リッター80°V10自然吸気「ティーポ フェラーリ047」を搭載し、最高回転数17,300rpm、最高速度340km/hを達成した。
シューマッハにとってフェラーリ3年目のシーズンは、マクラーレン・メルセデスのミカ ハッキネンに次ぐ、ドライバーズチャンピオンシップとコンストラクターズチャンピオンシップの2位に留まった。しかし、多くの専門家の意見では、この勝利が2000年代前半の伝説的な5大タイトルシリーズの基礎を築いたとされている。
サザビーズによれば、フェラーリは1999年に、シャーシナンバー187の「F300」を、現在と同じレースユースの状態で、現オーナーに売却したという。車の状態は良好で、レストアや改造はされていない。
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23年の時を経て、このたび「赤い女神」は、8月18日から20日まで、モントレーで初めて一般公開されることになった – そして、裕福な男女のもとにもたらされるのだ。
シューミ フェラーリを落札するためには、少なくとも600万ドルから800万ドル(約6億4万円~11億2千万円)の投資が必要だと試算されている。
Text: Christian Jeß
Photo: autobild.de