ヤリ・フッツネン、Mスポーツからラリー1デビューへ。WRC第8戦フィンランドに参戦

 2020年シーズンのWRC3チャンピオンであるヤリ・フッツネンが、8月4~7日に開催されるWRC世界ラリー選手権第8戦『ラリー・フィンランド』に、Mスポーツ・フォードWRTのフォード・プーマ・ラリー1で参戦することが発表された。

 母国でラリー1デビューを果たすことになったフッツネン。28歳のフィンランド人ドライバーは昨年11月にMスポーツに加入して以来、WRC2クラスでフォード・フィエスタ・ラリー2を駆り、優勝1回を含む3度の表彰台獲得と合計10回のステージウインを達成している。

【F1第10戦無線レビュー(1)】フェルスタッペン「何かカーボンパーツを乗り越えた」ペースダウンで緊急ピットイン

 2022年F1第10戦イギリスGPの決勝レース。スタート直後に多重クラッシュが発生し、周冠宇のマシンがひっくり返った状態でグラベルまではじき出される事態となった。レースはすぐさま赤旗となり、再開後はドライバーズ選手権で首位に立つマックス・フェルスタッペンがトラブルに見舞われた。イギリスGPのレース前半を無線とともに振り返る

F1技術解説:第10戦(1)フロアのたわみを規制するFIAの意図と、抵抗するレッドブル&フェラーリ

 2022年F1第10戦イギリスGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。今回は、FIAがチームに送付した技術指令書がもたらす影響について語った。

 FIAは、ポーパシング/バウンシングがドライバーの健康や安全に大きな影響を及ぼすことを懸念し、カナダGP直前にこれを軽減するための技術指令書をチームに対して送った。しかし後に修正版が発表され、発効はフランスGPからと定められた。

マクラーレンF1、予算制限の影響で大幅アップデートを投入できず「開発にブレーキをかけなければならない」

 マクラーレンF1は、2022年シーズンにこれ以上の大幅なアップデートを行う予定はないと、チーム代表のアンドレアス・ザイドルが第10戦イギリスGPを前に示唆している。  バーレーンでのプレシーズンテストではブレーキトラブ …

【中野信治のF1分析/第10戦】今季一番のレース。我慢と潔さで流れを呼び込んだサインツと焦りが見えたルクレール

 2022年シーズンのF1は新規定によるマシンの導入で勢力図もレース展開も昨年から大きく変更。その世界最高峰のトップバトル、そして日本期待の角田裕毅の2年目の活躍を元F1ドライバーでホンダの若手育成を担当する中野信治氏が独自の視点でレースを振り返ります。第10戦イギリスGPは大雨で波乱の雨となった予選、そして大クラッシュで赤旗中断からのトップバトル、そしてレース終盤のセーフティカー導入後の激しいバトルなど、見どころ盛りだくさんの展開になりました。そのなかで今回はF1参戦150戦目にして初優勝を果たしたカルロス・サインツのいぶし銀の活躍を中心に解説します。