佐藤万璃音、FIA-F2アゼルバイジャンはレース1の不運越えレース2で得点「ホッとしています」

 6月10〜12日、アゼルバイジャンのバクー市街地で開催されたFIA-F2第6ラウンドで、佐藤万璃音(ビルトゥジ・レーシング)は、レース1ではポイントをうかがいながらも不運なアクシデントに巻き込まれてしまうことに。しかしレース2では、混乱をくぐり抜け8位に。今季3回目のポイント獲得を果たした。

改修後初の四輪ビッグレースへ向けスポーツランドSUGOの新東ピット棟を写真で紹介

 6月18〜19日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催される全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦。2022年にSUGOで開催される四輪ビッグレースでは今季初めてのものとなるが、2020年オフから続けられていたピット棟の工事が完了している。すでに二輪では6月4〜5日に全日本ロードレース選手権第4戦が開催されているが、改めて新しいピット棟を写真で紹介しよう。

F1技術解説:第8戦(1)フェラーリの速さに貢献した新リヤウイング。馬力優先の結果、トラブル続出のパワーユニット

 2022年F1第8戦アゼルバイジャンGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。第1回では、フェラーリの向上に一役買った新たなローダウンフォース・リヤウイングと、懸念されるパワーユニットの状況について分析する。

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 アゼルバイジャンGPでのフェラーリは、少なくとも理論上は、優勝する可能性が高かった。

 強大なダウンフォースを発生するF1-75は、バクー旧市街の低速コーナーが速く、フロントタイヤの温度も早く上がった(シャルル・ルクレールは第2セクターでセルジオ・ペレスに0.327秒差をつけた)。さらにフェラーリはここで今シーズン初めて、低ダウンフォースのリヤウイングを装着した(マイアミにも持ち込んだが未使用だった)。

F1、オーストラリアGPの契約を2035年まで延長。引き続きメルボルンで開催

 F1は、メルボルンでのオーストラリアGP開催契約を2035年まで延長したことを発表した。2025年までの現契約を10年延長した形になる。また、2023年からオーストラリアGPの週末にF2およびF3が開催されることも併せて発表された。

 2022年のオーストラリアGPには41万9000人以上のファンが訪れた。これはオーストラリアの週末のスポーツイベントとして最大の観客数であるという。

メルセデスF1、スペイン後に新たな問題が浮上。バクーでは「行き過ぎたセットアップでドライバーを苦しめてしまった」

 メルセデスF1チームは、アゼルバイジャンGPでパフォーマンスをできる限り引き出そうとするなかでW13に実験的なセットアップを試し、それによってドライバーに大きな不快感を与えることになったと認めた。

 2022年の新世代F1マシンの特徴的な問題であるポーパシング現象(空力に由来する激しい縦揺れ)に、他チームより悩まされてきたメルセデスは、スペインGPでその理解を進めることができ、これをコントロール下におくための取り組みに進歩があったと述べていた。