超高速オーバルはホンダのアルドゥソが制覇。トヨタ、ルノーと3ブランドが表彰台に/STC2000第7戦

「南米最速、最高峰のFFツーリングカー選手権」ことスーパーTC2000(STC2000)の第7戦が、7月23~24日にサンタフェ州ラファエラに位置する超高速トラックで争われた。

 恒例の土曜スプリントこそ新生アクシオンエナジー・スポーツSTC2000のエース、リオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)が制したものの、僚友マティアス・ミラ(ルノー・フルーエンスGT)がポール発進を決めた日曜ファイナルでは、前戦スプリントで自身約1年ぶりの勝利を挙げたプーマ・エナジー・ホンダ・レーシングのファクンド・アルドゥソ(ホンダ・シビックSTC2000)が逆転勝利。

 2位にはTOYOTA GAZOO Racing YPFインフィニアのジュリアン・サンテロ(トヨタ・カローラSTC2000)が、3位には弱冠17歳のイグナシオ・モンテネグロ(ルノー・フルーエンスGT)が続き、ホンダ、トヨタ、ルノーがポディウムを分ける結果となった。

ドゥカティ・レノボ・チーム「ドゥカティ勢が競争力を発揮。最後までベストを尽くす」/2022MotoGP上半期総括

 6月24日、オランダTTサーキット・アッセンにおいてMotoGPファクトリーチームの6名のマネージャーが上半期報告記者会見を開いた。第11戦オランダGPを終え、早くもシーズンの折り返しを迎えた2022年のMotoGP。各マネージャーはシーズン前半のレース内容をどう振り返ったのか? そして、後半戦に向けてどのような展望を描いているのか? 3回目は、ドゥカティ・コルセのスポーティングディレクター、パオロ・チャバッティの登場だ。

F1技術解説:第12戦(2)アルピーヌA522に速さをもたらしているルノー製PU。スプリットターボ構造の3つのメリット

 2022年F1第12戦フランスGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。第1回「フェラーリのルクレールはなぜミスを犯したのか」 に続く今回は、アルピーヌA522に搭載されたパワーユニット、ルノー製RE22の詳細画像とともに、今年採用されたスプリットターボ・コンセプトのメリットを説明する。

メルセデスAMG『G63』に、創業55周年記念モデルと新色マットペイント、2種類の限定車が登場

 オンロード・オフロードを問わず最適なパフォーマンスを発揮する、究極のオフローダーとして君臨するメルセデス・ベンツの『Gクラス』に、AMG創業55周年を記念した特別仕様車『メルセデスAMG G63エディション55』と、完全新色となる3種類のマットペイント外装色にブラックアクセントを施した『メルセデスAMG G63マグノヒーロー・エディション』が登場。両モデルともすでに予約注文の受付が開始されており、前車は全国限定200台で順次、後車は2022年10月以降のデリバリーが予定されている。

 2018年に約40年ぶりの大幅刷新を受け、新世代モデルと呼ぶべき変貌を遂げた『Gクラス』は、基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのままに、メルセデスの最新技術でアップデートすることで、より現代的なダイナミクス性能と快適性を手に入れた。

アイアン・リンクス、予選1-2でスーパーポール進出。カルダレッリ組ウラカンが3番手/スパ24時間

 7月28日、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として開催されている、第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』の予選がベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われ、アイアン・リンクスの71号車フェラーリ488 GT3エボが最速タイムをマーク。姉妹車51号車が続き、フェラーリ勢がワン・ツーで、金曜日に実施されるスーパーポール進出を決めた。

 アントニオ・フォコ、ダニエル・セラ、ダビデ・リゴンの3名は、各15分間の4つのセッションのうちの3つでそれぞれアタックを行い、平均タイムで最速となる2分16秒920を記録した。これは予選2番手につけた僚友ミゲル・モリーナ/ジェームズ・カラード/ニクラス・ニールセン組71号車よりも0.178秒速いものだった。

【全ドライバー独自採点/F1第12戦】“ドライバー・オブ・ザ・ウイーク”のサインツ。ミスなく速さを発揮した角田裕毅

 長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、全20人のドライバーのグランプリウイークエンドの戦いを詳細にチェック、独自の視点でそれぞれを10段階で評価する。今回はフランスGPでの戦いぶりを振り返る。

───────────────────────────

■評価 10/10:芸術的なオーバーテイクを見せたサインツと、チームメイトより圧倒的に速かったハミルトン

 この週末のカルロス・サインツ(フェラーリ)は、ドライバー・オブ・ザ・デーにふさわしいドライバーであり、“ドライバー・オブ・ザ・ウイークエンド”と呼ぶべきパフォーマンスを見せた。常にシャルル・ルクレールよりも速く、ユーズドタイヤでのQ2タイムは、タイヤのデグラデーションを考慮すれば、この週末のベストラップといっていい。