バレンティーノ・ロッシ、2023年もGTWCヨーロッパ参戦を希望「将来的にはル・マンに出たい」

 元MotoGPライダーのバレンティーノ・ロッシは、今季デビューしたファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSに、2023年も引き続き参戦することを期待しており、「90%」の確率で復帰することを明言している。

 MotoGPで7度の世界チャンピオンに輝いたロッシは、今年初めてGTレースでフルシーズンを過ごし、チームWRTが運営する『アウディR8 LMSエボII』でスプリントカップとエンデュランスカップの両方に参戦中だ。

【動画】2022年IGTC第2戦/GTWCヨーロッパ第7戦スパ24時間 決勝ハイライト

 7月30日から翌31日にかけて、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われた第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』決勝レースのダイジェスト動画が、SROモータースポーツ・グループの公式Youtubeチャンネル『GTWorld』で公開されている。

 この動画はIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦、およびファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として開催された24時間(1440分)レースを60分の1サイズに凝縮したもの。7月最後の週末にまる1日かけて争われた白熱の戦いを24分で振り返ることが可能となっている。

最後尾から一時首位に浮上したKCMGポルシェ、優勝を争う終盤に「ペースがなかった」/スパ24時間

 KCMGから2022年のトタルエナジーズ・スパ24時間に参戦したローレンス・ファントールは、グリッド最後尾の66番手から追い上げをみせた47号車ポルシェ911 GT3 Rが同レースの総合優勝に挑戦するには、終盤に「ペースが足りなかった」と語った。

 木曜日の予選でニック・タンディとファントールがブレーキングトラブルによりラップタイムを出せなかったため、デニス・オルセンを加えたKCMGのトリオは決勝に向けて大きな課題を抱えることになった。具体的には47号車ポルシェは、プロクラスのライバルたちから大きく離れたグリッドの最後尾、総合66番手からレースを開始することになったのだ。

“爆弾”は2位のAMGにも。女性ドライバー5名がクラス優勝etc.【スパ24時間 決勝後Topics】

 7月28日から31日にかけて、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われた『トタルエナジーズ・スパ24時間』は、88号車メルセデスAMG GT3(AMGチーム・アコーディスASP)の勝利で幕を閉じた。2022年シーズンのIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として開催された同イベント決勝後のトピックスを紹介する。

■IGTC/GTWCヨーロッパのポイントランキング動向

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 メルセデスAMGは、第74回トタルエナジーズ・パ24時間レースでアコーディスASPチームの88号車AMG GT3が優勝したことで、IGTCのメーカーランキングで大きなリードを確立した。同陣営は開幕戦バサースト12時間でも勝利しており、今季はここまで2戦2勝としている。

リタイア寸前だった88号車メルセデスAMG、ペダルボックスの問題を赤旗中に対処/スパ24時間

 7月30日から31日にかけて、スパ・フランコルシャン・サーキットで開催された第74回トタルエナジーズ・スパ24時間。“世界三大耐久レース”のひとつに数えられる同レースで優勝したダニエル・ジュンカデラは、トップフィニッシュを果たした88号車メルセデスAMG GT3(AMGチーム・アコーディスASP)がリタイアの危機にあったことを明らかにした。

 ラファエル・マルチェッロ、ジュール・グーノンとともに24時間レースを戦ったジュンカデラは、週末に行われたイベントでメルセデスAMGに2013年以来、9年ぶりとなる総合優勝をもたらした。

M4 GT3は扱いやすいとBMWのイェロリー「パンクさえなければ優勝できたと思う」/スパ24時間

 ローヴェ・レーシングから2022年トタルエナジーズ・スパ24時間に参戦したニック・イェローリは、98号車BMW M3 GT3がレースの終盤にタイヤのパンクに見舞われるまで、「優勝を争うことができた」と感じていると語った。

 このイギリス人ドライバーがフィニッシュまで残り2時間の時点で総合3番手を走行していたとき、98号車BMWはプーオンの進入で突然姿勢を乱した。その原因はピレリ製の右リヤタイヤのパンクにあり、ピットまでスロー走行を強いられたことが同車を表彰台から遠ざけ、総合6位でレースを終える要因となった。

メルセデスAMG、2013年以来9年ぶりのスパ24時間優勝。ASPとゲットスピードで1-2達成

 7月31日、ベルギーが誇る伝統のグランプリサーキット、スパ・フランコルシャンで第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』の決勝レースが行われ、ラファエル・マルチェッロ/ダニエル・ジュンカデラ/ジュール・グーノン/組88号車メルセデスAMG GT3(AMGチーム・アコーディスASP)が総合優勝を果たした。

 2022年シーズンのIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦、およびGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として7月28日から開催されているスパ24時間。決勝レースは、30日土曜の定刻16時45分にスタートが切られ、グリッドに並んだ計66台のマシンが24時間後のフィニッシュを目指して走り出した。

BMWローヴェがワン・ツー体制を築き、赤旗も挟んだレースを折り返す【スパ24時間 途中経過】

 7月30日にスタートが切られた第74回『トタルエナジーズ・スパ24時間』は決勝レースの折り返しとなる12時間が経過した。現地31日(日)4時45分を回った時点での総合首位はニッキー・キャツバーグ/アウグスト・ファーフス/フランク・イェロリー組98号車BMW M4 GT3(ローヴェ・レーシング)。総合2番手には同じくBMW M4 GT3の50号車(BMWジュニア・チーム・ウィズ・ローヴェ)がつけている。

 ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として開催されている2022年のスパ24時間。66台のマシンがグリッドに着いた決勝レースは土曜日の16時45分、晴天の下ドライコンディションでスタートが切られた。

KPAXランボルギーニ、技術違反によりポール剥奪。30グリッド降格と罰金の裁定/スパ24時間

 7月29日に行われた『トタルエナジーズ・スパ24時間』のスーパーポールで、最速タイムを記録したオレンジ1・KAXレーシングの6号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ(アンドレア・カルダレッリ/ジョーダン・ペッパー/マルコ・マペッリ組)に技術的違反が発見された。これにより6号車ランボルギーニは当該セッションのタイム抹消によってグリッド降格、加えてチームには罰金が科されている。

 カルダレッリが金曜のスーパーポール・シュートアウトでファステストタイムをマークしたランボルギーニ・ウラカンGT3エボは、エンジン・パラメーターとエアフィルターがSROモータースポーツ・グループの最初の性能バランステストで使用したものと一致していなかったことが判明した。

ロッシに再びペナルティ。フェラーリ296 GT3、テスト参戦の予定なしetc.【スパ24時間 予選後Topics】

 7月28日から31日にかけて、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで“世界三大耐久レース”のひとつである『トタルエナジーズ・スパ24時間』が開催されている。今大会にまつわる各種情報を、決勝レースに向けたトップ20グリッドとポールポジションを決定する“スーパーポール”が行われた金曜のパドックからお届けする。

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 スパ・フランコルシャンのトラックでスーパーポールが実施された7月29日(金)、同サーキットでSROの年次プレスカンファレンスが開かれ、2023年のIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ、同アメリカンシリーズのレーススケジュールが発表された。