レッドブル&HRC密着:マシンバランスを改善。戦略が重要なポール・リカールで「2対1の有利な状況で戦える」と代表が自信

 F1第12戦フランスGPの予選後、エナジーステーションでレッドブルのテクニカルディレクターを務めるピエール・ワシェと会った。フェラーリがチームメイト同士で行ったスリップストリーム作戦をレッドブルは考えなかったのかと尋ねると、ワシェは「まったく」と首を振って即答した。理由はこうだ。

「我々には2台ともポールポジションを狙えるスピードがあった。スリップストリーム作戦を採れば、どちらかのアタックが台無しになる。我々にはそれはできなかった」

ペレス予選3番手「最悪の週末だったが持ち直すことができた。明日は優勝を狙う」レッドブル/F1第12戦

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは3番手を獲得した。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 5番手(1分33秒293:ソフトタイヤ/25周)
予選 3番手(Q1=4番手1分32秒354:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分32秒120:ソフトタイヤ/:Q3=3番手1分31秒335:ソフトタイヤ)

クルマの問題に苦戦も、父のアドバイスで前向きな姿勢のJuju。ポール・リカールでの初レースへ/Wシリーズ通信第4戦

 シルバーストンでの第3ラウンドの後、Wシリーズは第4ラウンドのフランスまでレースはなかった。この間、Juju(野田樹潤)は自宅があるデンマークを離れ、スペインで過ごしていた。

「バレンシアへ行ってテスト走行していました」

サインツ、PU交換で最後列に降格「絶好調なだけに残念」ルクレールへのサポート成功には満足/F1第12戦予選

 2022年F1フランスGPの土曜予選で、フェラーリのカルロス・サインツは9番手だった。金曜時点でサインツのパワーユニット(PU)にコントロールエレクトロニクス3基目が入れられたことで10グリッド降格ペナルティを受けることが決定していたが、土曜になって、フェラーリがさらなる新エレメント投入を行ったことが明らかになった。ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kの4基目が投入されたことで、サインツは日曜決勝を最後方グリッドからスタートすることになった。

不調を乗り越え「一歩前進」とローソン。FIA F2第9戦ル・キャステレ レース1 トップ2コメント

 現地時間7月23日、2022年FIA F2の第9戦ル・キャステレのスプリントレース(決勝レース1)がフランスのポール・リカール・サーキットで開催され、レッドブル育成のリアム・ローソン(カーリン)が今季2勝目を飾った。2位に同じくレッドブル育成のユアン・ダルバラ(プレマ・レーシング)が続いた。3位にはテオ・プルシェール(ARTグランプリ)が入ったが、レース後に5秒加算ペナルティを受け7位に後退。そのため繰り上げでシリーズランキングトップを独走するフェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)が3位獲得となった。

 第2戦ジェッダ以来の優勝となったローソンは「この勝利はとても重要だ」と語り始めた。