元F1ドライバーのブランドル、アロンソは低迷するアストンマーティンを「非常に強くプッシュする」と主張

 元F1ドライバーで解説者のマーティン・ブランドルは、2度のF1世界チャンピオンであるフェルナンド・アロンソが2023年に新たにアストンマーティンに加入すれば、チームを強く後押しするだろうと語った。

 アロンソは今年末でアルピーヌを去り、複数年契約の下でセバスチャン・ベッテルのシートを引き継ぐことを発表し、パドックを驚かせた。ブランドルは、アロンソの加入によってアストンマーティンは必要としている助力を得られるだろうとしている。チームは現在勢いがなく、コンストラクターズ選手権では9位につけている。

ベッテル父、“後方での戦い”が息子のF1引退を後押ししたと明かす「最後尾を走ることは彼にとって非常に苦痛だった」

 セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)の父であるノルベルト・ベッテルは、セバスチャンがグリッド最後尾で戦ったことが、F1引退の考えを「加速させた」と述べている。

 2020年限りでフェラーリを離れたベッテルは、2021年にアストンマーティンに移籍した。F1で先頭集団に入るというチームの挑戦に心を動かされてのことだった。4度の世界チャンピオンであるベッテルは、アストンマーティンに彼の才能と経験を持ち込み、新チームが時間をかけて序列を上がっていく手助けをすることを望んでいた。ベッテルはアストンマーティンでの最初のシーズンに7回入賞し、アゼルバイジャンGPではレッドブルのセルジオ・ペレスに続く2位のベストリザルトを記録した。

インディカードライバーのレイホール、F1引退を発表したベッテルの招待に前向き「彼のための居場所がある」

 インディカードライバーのグラハム・レイホールは、F1を引退するセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)に対し、インディカーでテストを行うか、同シリーズに移ることを検討するようふたたび勧めており、ベッテルにはアメリカに「居場所がある」と主張している。

 ベッテルは今年5月、マイアミでレイホールと、彼の父でチームオーナーのボビー・レイホールの関心を引いた。4度の世界チャンピオンであるベッテルは、フロリダよりも、インディカーの会場であるロード・アメリカでF1を開催してもいいのではないかと提案したのだ。レイホールはツイッターでベッテルのコメントに反応し、ロードアメリカで彼のチームであるレイホール・レターマン・ラニガンとインディカーのテストをしたかったら、実現させようと投稿した。

「結論を出すまで多くの考えがあった」去就を熟慮し、気が散る時もあったとベッテル。現在はF1引退を決意し安堵

 アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは、F1引退を決めたことで安堵したと語っており、将来についての考えにこの数カ月間気を取られていたことを認めた。

 チームが選択肢を検討する時間を数カ月取れるように、サマーブレイク前に将来について話をするようアストンマーティンF1から要請されていたベッテルは、それにしたがって第13戦ハンガリーGPの水曜日の夜に彼の決断についてチームに伝えた。

アストンマーティンF1が2023年用タイヤ開発テストを実施。ヒュルケンベルグが走行

 アストンマーティンF1チームは、F1ハンガリーGP後の8月2日と3日、ハンガロリンクにおいて2023年用ピレリタイヤの開発テストを行った。初日はレギュラードライバーのランス・ストロール、2日目にはリザーブドライバーのニコ・ヒュルケンベルグが今季型AMR22のステアリングを握った。

アストンマーティンF1は「勝てる組織を作る過程にいる」と代表。アロンソの加入に大きな期待

 アストンマーティンのチーム代表を務めるマイク・クラックは、フェルナンド・アロンソの豊富な経験を活かし、チームの進歩を“加速させる”つもりだと語った。

 アルピーヌで2シーズンを過ごしたアロンソは、2023年からアストンマーティンで新たな冒険に乗り出す。富豪のチームオーナーであるローレンス・ストロールは、チームを今後数年で世界チャンピオンの地位につけることを決意している。オーナーの指揮の下で今もあらゆることを証明すべき段階にあるチームに乗り換え、忠誠を誓うというアロンソの真の動機は不明だが、アストンマーティンはチームを前進させる重要な人材を手にしたと確信している。

2022年F1第13戦ハンガリーGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第13戦ハンガリーGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)だ。

アストンマーティンF1、2023年シーズンからのフェルナンド・アロンソ加入を正式発表。契約は複数年

 F1世界選手権に参戦するアストンマーティン・アラムコ・コグニザントF1チームは8月1日、2023年よりフェルナンド・アロンソと複数年契約を結びチームに加入することを発表した。

 7月28日に電撃的にF1引退を発表したセバスチャン・ベッテルの後任ドライバーが注目を集めるなか、アストンマーティンF1は早くもアロンソとの「複数年契約」を結び、来季2023年シーズンよりチームに加入することを明らかにした。

ベッテル10位、チームオーダーでオコンを追うも僅差で届かず「あとひとつコーナーがあれば…」/F1第13戦

 2022年F1ハンガリーGP決勝で、アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは10位を獲得した。チームは終盤、ベッテルとチームメイトのランス・ストロールのポジションを入れ替えており、これについてチーム代表マイク・クラックは次のように説明した。

「ランスに(エステバン・)オコンを追いかけるように指示したが、残り数周の時点で、(後ろの)セバスチャンの方がミディアムタイヤでペースが良かったので、2台を入れ替えた。セバスチャンが9位に上がれなければ、ポジションを戻すつもりだったが、彼はラインを越える時点でオコンの0.143秒後ろの位置であり、安全にポジションを入れ替えることができない状況だった」