勝田貴元、超高速グラベルで争われた“第2のホームラリー”で6位入賞/WRCフィンランド

 8月4日から7日にかけて、北欧のフィンランドで2022年WRC世界ラリー選手権第8戦『ラリー・フィンランド』が開催された。地元ユバスキュラにサービスパークが置かれた同イベントに、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから出場した勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合6位入賞を果たし選手権ポイントを獲得した。

 ラリー・フィンランドは、シリーズでも指折りのハイスピードラリーだ。チャレンジングなグラベル(未舗装路)ステージはドライバーたちの人気も高いが、その特性ゆえにタイム差がつきにくいことで知られる。フィンランド在住6年となる勝田にとって、このイベントは“第2のホームラリー”といえるもの。しかし、これまでの大会ではなかなか納得できる結果を残すことができていない。

勝田貴元、伝統のWRCサファリで2年連続の表彰台獲得「問題も発生したが、クルマがとても強かった」

 TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、6月23日から26日にかけて、東アフリカのケニアで開催されたWRC世界ラリー選手権第6戦『サファリ・ラリー・ケニア』に挑み、アーロン・ジョンストンとのペアで総合3位入賞を果たし、同大会で2年連続となるポディウムフィニッシュを飾った。

 勝田がキャリア初のWRC総合表彰台を獲得したのは、1年前のサファリ・ラリーだった。今回、思い出深いラリーにまたひとつ喜びが追加された。