ユナイテッド・オートスポーツUSAからWEC世界耐久選手権に参戦するフィリペ・アルバカーキは、ル・マン24時間レースで与えられる通常の2倍のポイントが、WECの残りのシーズンのタイトル争いを「台無しにしている」と表現し、ポイントシステムの変更を求めている。
“AoP”導入で次世代LMP2は「すべてのブランドが勝てるように」とACO。席巻中のオレカも反対はせず
ACOフランス西部自動車クラブ会長のピエール・フィヨンによると、2025年から次世代のLMP2マシンを管理するために使用される“アジャストメント・オブ・パフォーマンス(AoP)”のプロセスは、すべてのコンストラクターに「同じ勝利のチャンス」を与えるように設計されているという。
ACOとFIAは現在市場を席巻しているオレカに加え、リジェ、ダラーラ、マルチマチックの各LMP2モデルのパフォーマンスをモニターするため、次世代のLMP2レギュレーションでは最大で年2回のAoP変更を実施すると、2022年のル・マンで発表した。
スタートでの接触に異なる見解示すLMP2上位勢「ありえない動き」「1年分の努力が水の泡」/ル・マン24時間
ユナイテッド・オートスポーツUSAとチームWRTは、2022年ル・マン24時間レースのスタート時に1コーナーで発生したアクシデントを、ともに悔やんでいる。
予選でLMP2クラス2番手となったウィル・オーウェンがドライブするユナイテッド・オートスポーツUSA22号車オレカ07・ギブソンは、スタートで右側にいたクラスポールの31号車WRTのレネ・ラストと、左側に浮上してきていたリアルチーム・バイWRTの41号車のフェルディナンド・ハプスブルクに挟まれる形となり、コース左側のグラベルへと埋まった。