WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦しているグリッケンハウス・レーシングは、9月に開催される第5戦富士6時間レースを欠場すると表明した。最終戦となる第6戦バーレーンでグリッドに復帰する可能性はあるとしている。
富士への来日危ういグリッケンハウス「我々は非常に小さな会社だ」。WECは「柔軟に対応」
WEC世界耐久選手権は、ハイパーカークラスに参戦するグリッケンハウス・レーシングが2022年シーズン後半にレース欠場を余儀なくされる場合、「柔軟に」対応するという。
FIA耐久委員会のリシャール・ミル委員長は、グリッケンハウスのル・マン・ハイパーカー(LMH)が将来的に世界選手権への参加を続けられるよう、譲歩する用意があると語った。
これは、『フルシーズンエントリーするLMHチームは少なくとも1台の車両で全レースに出場しなければならない』とする、これまでのWECの厳格な規約を覆す対応だ。
グリッケンハウス、2度目のル・マンで表彰台を獲得。「大きな達成感」とブリスコー
709号車グリッケンハウス007 LMHをドライブし、2022年WEC世界耐久選手権第3戦ル・マン24時間レースの総合3位表彰台を獲得したライアン・ブリスコーは、ル・マンへの2度目の挑戦となったアメリカ籍チームにとって、「大きな達成感がある」と表現した。