ポルシェ、新型GT3カー『911 GT3 R』を正式発表。992型は4.2Lフラット6を搭載

 7月30日、ポルシェ・モータースポーツは来年、カスタマーチームとともにグローバル競争に参入する新型GT3マシン『ポルシェ911 GT3 R』を正式発表し、その技術的な詳細を公開した。

 最新のポルシェ911 GT3 Rは、992世代の『ポルシェ911』ロードゴーイングモデルがベースとなっている。ドイツのメーカーによると、この新型GT3カーの主要なフォーカスエリアは、“パワーの向上、洗練されたエアロダイナミクス、バランスの最適化”であるという。

新型ポルシェ911 GT3 Rのテストは現行車も活用。開発フェーズは終盤に「状態は良好」

 ポルシェ911 GT3 R開発のプロジェクトマネージャーであるセバスチャン・ゴルツによると、ポルシェが2023年から世界中のカスタマーレース市場に投入する新型GT3カーの開発はフェーズ終盤に入っており、状況として「良い状態」にあるという。

 ポルシェは2019年から活躍している同名の現行GT3モデル“タイプ991.2”に代わり来年、タイプ992ベースの『911 GT3 R』をカスタマーレーシングのマーケットに投じる予定だ。

ポルシェ、2023年に登場する“タイプ992”新型911 GT3 Rの公式画像を初公開

 ポルシェは、2023年の世界的なGT3コンペティションでのカスタマーデビューに先駆けて、最新世代のGT3カーとなる新型ポルシェ911 GT3 Rのオフィシャル写真を初めて公開した。

 今回初めてその姿が確認された新型911 GT3 Rは、“992型”のロードゴーイングモデルをベースにしたものとなり、2019年からグローバル展開されている現行車“991.2バージョン”を置き換えるモデルだ。