レギュラーシーズンも終盤戦を迎えた2022年NASCARカップシリーズ第23戦『FireKeepers Casino 400』が8月6~7日にミシガン・インターナショナル・スピードウェイで開催され、2020年9月のブリストル戦以来、実に65戦も勝利から見放されていたケビン・ハーヴィック(スチュワート-ハース・レーシング/フォード・マスタング)が、キャリア初ポール獲得のダレル“バッバ”ウォレスJr.(23XIレーシング/トヨタ・カムリ)を降して今季15人目のウイナーに。この結果、プレーオフのカットライン以下だったポイントランキングでも、暫定9位と進出圏内に浮上している。
終盤独走のトヨタ・カムリ、クリストファー・ベルが今季14人目のウイナーに/NASCAR第20戦
ニューハンプシャー・モータースピードウェイで争われた2022年NASCARカップシリーズ第20戦『Ambetter 301』は、予選ポールポジションからレース最多の172周をリードしたマーティン・トゥルーエクスJr.(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)を引き継ぎ、僚友クリストファー・ベル(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)が最後の勝負でチェイス・エリオット(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)を降し今季初優勝。シーズン14人目の勝者となった男が、最新のプレーオフ候補にも名乗りを挙げた。
悪天候による3回の中断を経て、HMSのチェイス・エリオットが今季2勝目を獲得/NASCAR第17戦
1週間のブレイクを挟み、2022年NASCARカップシリーズ第17戦『Ally 400』が6月25~26日の週末に開催され、悪天候による3回の中断と合計3時間以上に及んだ赤旗にも集中力を維持したチェイス・エリオット(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)が今季2勝目をマーク。序盤のドーバー・スピードウェイに続き、ナッシュビルのスーパースピードウェイも制してみせた。
6月初旬にソノマでのロードコース戦を終えた一行は、久々のインターバルを経てナッシュビルに集結。そのレースウイークを前に、2017年チャンピオンのマーティン・トゥルーエクスJr.(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)がチームとの契約延長を発表し、来季もJGRに残留してカムリをドライブすることが決定。同じくリッキー・ステンハウスJr.(JTGドアティ・レーシング/シボレー・カマロ)も新たな複数年契約を締結し、引き続き47号車シボレーのステアリングを握ることとなった。