富士でGRスープラと互角に張り合ったニッサンZ陣営。カルソニック平峰とリアライズ平手の勢いと課題【第4戦富士決勝】

 優勝は37号車KeePer TOM’S GRスープラに奪われたものの、レース序盤から24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zがトップを奪い、後半は12号車カルソニック IMPUL Zがトップを争うなど、富士を得意とするGRスープラとがっぷり四つに渡る戦いを見せたニッサンZ勢。2位を獲得した12号車、そして3位の24号車の手応えとともに、Z勢にとって今後の細かな課題も見えた一戦となった。

Q2進出のニッサン3チームすべて“決勝に自信あり” Q2アタック担当が振り返る富士でのZの手応え【第4戦富士GT500予選】

 毎年、8月のスーパーGT富士ラウンドといえば、暑さの厳しい中で開催されるのだが、今週末は季節外れの寒さとなり、予選開始時には気温21度、路面温度28度というコンディションになった。その予想外のコンディションに各チームも右往左往することになったのだが、今季GT500デビューを果たしたニッサンZ陣営は、ランキング首位で燃料リストリクター制限が入っているCRAFTSPORTS MOTUL Zを除く3台すべてがQ2に進出。各Q2担当ドライバーに話を聞くと、それぞれに強みを持って決勝に臨もうとしているようだ。

こだわりはミラーステーにも。ニッサンZ GT500空力開発の細部に迫る

 7月29日(金)発売のauto sport No.1575はスーパーGTを特集。2カ月のインターバルを挟み8月6~7日に2022年の第4戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE』を迎える直前ということもあり、シリーズ中間レビュー&プレビューを展開している。

 それと同時に、今シーズンデビューしたニッサンZ GT500の開発について取材を実施。その最重要ファクターである空力開発については、空力開発責任者であるニスモの山本義隆氏に、Zの開発について初めて直接話を伺うことができた。