富士でGRスープラと互角に張り合ったニッサンZ陣営。カルソニック平峰とリアライズ平手の勢いと課題【第4戦富士決勝】

 優勝は37号車KeePer TOM’S GRスープラに奪われたものの、レース序盤から24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zがトップを奪い、後半は12号車カルソニック IMPUL Zがトップを争うなど、富士を得意とするGRスープラとがっぷり四つに渡る戦いを見せたニッサンZ勢。2位を獲得した12号車、そして3位の24号車の手応えとともに、Z勢にとって今後の細かな課題も見えた一戦となった。

『2周早い』ハプニング乗り越え、SW99kgで6位獲得のリアライズGT-R「鈴鹿は対策済み」/第4戦GT300決勝

 2カ月ぶりに熱戦が展開された2022年スーパーGT第4戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE』だが、各所では細かなアクシデントやトラブルが起きるなど、波乱含みの決勝レースにもなった。その中でGT300クラスのドライバーズランキング首位を快走するリアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rも、1回目のピットストップでちょっとしたハプニングがあったが、無難に乗り切ってクラス6位入賞を獲得した。

【第4戦GT500&GT300事件簿】まさかの走路外走行6回/突然のストップ原因etc.

 スタート前、各車がグリッドに着く頃にはコースを雨が濡らし、波乱の展開が予想されたスーパーGT第4戦富士。心配された雨の影響はほとんどなく、ビッグアクシデントやセーフティカー導入もない比較的クリーンなレースとなったが、いくつかのチームはアクシデントやトラブル、イレギュラーな事態に見舞われていた。

 ここでは、決勝終了後に取材できた範囲で、第4戦決勝中に起きた“イレギュラー案件”の真相に迫る。

■スーパーGTは「欧州とは違うところもある」とロベルト・メリ

「みんなの声援があったから最後まで粘りきることができた」と山内英輝【第4戦GT300決勝会見】

 富士スピードウェイで開催された2022スーパーGT第4戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE』。8月7日に行われた決勝レースを終え、GT300クラスで優勝を飾ったSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人と山内英輝が決勝日を振り返り、次戦への展望を語った。

「最年少コンビの底力をしっかりと見せることができた」と宮田莉朋【第4戦GT500決勝会見】

 富士スピードウェイで開催された2022スーパーGT第4戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE』。8月7日に行われた決勝レースを終え、GT500クラスで優勝を飾ったKeePer TOM’S GR Supraのサッシャ・フェネストラズと宮田莉朋が決勝日を振り返り、次戦への展望を語った。

悲劇のパンクで首位陥落のグッドスマイル 初音ミク AMG。片岡龍也「左フロントには“最大の敬意”を払っていたのに」

 8月7日に富士スピードウェイで行われたスーパーGT第4戦。GT300クラスではレース前半から首位に立ち、独走体勢に入っていたグッドスマイル 初音ミク AMGが、終盤に入ってまさかのパンクに見舞われた。そこに至るまでは極めて順調にレースを運んでいた彼らに、何が起きていただろうか。

 レース後、悲痛な雰囲気の漂うピット裏で、悲劇の主人公となってしまった片岡龍也に話を聞くことができた。

■第1スティントを終え“タイヤを守る”ことに集中

上位陣に相次ぐトラブル。終盤の名バトルを制しSUBARU BRZ R&D SPORTが今季初優勝【第4戦GT300決勝レポート】

 8月7日、スーパーGT第4戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE』の決勝レースが静岡県の富士スピードウェイで行われ、上位陣に相次いでトラブルが発生する展開のなか、予選2番手スタートのSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が終盤の激しいバトルを制し、逆転で今季初優勝を飾った。2位はGAINER TANAX GT-R、3位はUPGARAGE NSX GT3となった。

KeePer宮田&フェネストラズ、GT500最年少コンビが第2戦の雪辱を果たす待望の初優勝を飾る【第4戦決勝レポート】

 約2カ月ぶりのシリーズ再開となった2022年のスーパーGT第4戦、富士スピードウェイでの100周/450kmの長距離勝負となったGT500クラス決勝は、序盤からトップ3圏内を堅守し、後半ダブルスティントで抜群の集中力を発揮した37号車KeePer TOM’S GR Supraのサッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋組がGT500初優勝を獲得。2位に12号車カルソニック IMPUL Z、3位には終盤までレースを支配し続けた24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zが入り、ニッサン/ニスモとしても富士で2台を表彰台に送り込んだ。