リカルド、最も過小評価されているF1ドライバーとしてガスリーを挙げる「みんなが見捨てても彼は強くなって戻ってきた」

 マクラーレンのダニエル・リカルドの意見によると、F1でのキャリアを通して示してきた気質とスキルを考慮すると、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)はF1で最も過小評価されているドライバーだと言えるという。

 ガスリーのF1における経歴はこれまでのところ、2019年にトロロッソ(現アルファタウリ)からレッドブル・レーシングへ昇格した時と、同じ年の後半にトロロッソに降格された時のふたつの部分に分かれている。レッドブルで最も優れた可能性の持ち主と称されていたガスリーは、レッドブルにいた2019年の半年の間にマックス・フェルスタッペンのレベルに近づくことができなかった。その後ガスリーは、アレクサンダー・アルボンと交代させられた。アルボンはガスリーより長い期間レッドブルにいたが、最終的に彼もチーム上層部を感心させることはできなかった。

マクラーレンF1のシートに関して静観姿勢のオワード。パロウの加入には戸惑いを隠せず

 アレックス・パロウの加入やアルピーヌF1に所属するオスカー・ピアストリとの契約の噂など、様々な憶測が飛び交うマクラーレンF1のシートの行方に関して、所属ドライバーのパト・オワードは「気にしていない」と静観する姿勢を示した。

マクラーレンF1が2023年に向けてピアストリを獲得との報道。リカルドには契約解除の意向を伝える

 マクラーレンF1チームが、アルピーヌのリザーブドライバーであるオスカー・ピアストリと2023年の契約を結び、現レースドライバーのダニエル・リカルドとは契約解除に向けた交渉を始めたと、複数のメディアが伝えている。

 セバスチャン・ベッテルが今季末での引退を決めた後、アストンマーティンは後任としてフェルナンド・アロンソを選び、2023年からの複数年契約を結んだ。アロンソを失うことを知ったアルピーヌはピアストリを来年レースドライバーに昇格することを発表したが、ピアストリはすぐさまこれを否定、契約上、混乱が生じていることが明らかになった。

インディカードライバーにF1走行のチャンスを与え続けるマクラーレン。リカルドは「シートには直結しない」と主張

 マクラーレンF1のダニエル・リカルドは、チームがパト・オワードとコルトン・ハータというふたりの若いインディカードライバーにF1テストの機会を提供したことは、自分の契約には一切影響しないと語った。また、7月にリカルドが、現契約期間に変更はなく、2023年にチームにとどまるという声明を発表したことについて、チーム代表はそれが事実であると認めた。

 マクラーレンは、インディカー・シリーズのスターであるふたりにテストの機会を与え、F1マシン走行のスキルを評価した。オワードが2021年シーズン末のアブダビテストに参加した一方、ハータは7月にポルティマオで行われた2日間のテストに参加し、マクラーレンの2021年型F1マシンを走らせている。

ピアストリにマクラーレンF1加入のうわさ。アルピーヌは2023年以降の契約の有効性を強く主張

 アルピーヌF1チームは、フェルナンド・アロンソの後任として育成ドライバーで今年リザーブドライバーを務めるオスカー・ピアストリの起用を発表したものの、ピアストリから来季契約を結んだ事実はないとすぐさま否定された。ピアストリはマクラーレンと交渉しているといううわさが持ち上がっているが、アルピーヌはピアストリとの来季契約は疑いなく有効なものであると強く主張している。

 7月28日にアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが今季末でのF1からの引退を発表。8月1日にアストンマーティンがアロンソの来季加入を明らかにし、2日にはアロンソが所属するアルピーヌがアロンソに代わってピアストリがエステバン・オコンのチームメイトとしてF1で戦うと発表した。

2022年F1第13戦ハンガリーGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第13戦ハンガリーGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)だ。

ノリス7位「満足の結果。上位チームを相手にやれることをすべてやった」マクラーレン/F1第13戦決勝

 2022年F1ハンガリーGP決勝で、マクラーレンのランド・ノリスは7位を獲得した。

■ランド・ノリス(マクラーレンF1チーム)
決勝=7位
4番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード

 7位でハッピーだよ。予選の成績が良かったから、もう少し上を目指していたのは確かだけど、今日は速いマシンを抑え込めるほどのペースがなかった。予選で並外れたいい仕事をしたとも言えるわけで、僕としてはそのことに満足している。