KPAXランボルギーニ、技術違反によりポール剥奪。30グリッド降格と罰金の裁定/スパ24時間

 7月29日に行われた『トタルエナジーズ・スパ24時間』のスーパーポールで、最速タイムを記録したオレンジ1・KAXレーシングの6号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ(アンドレア・カルダレッリ/ジョーダン・ペッパー/マルコ・マペッリ組)に技術的違反が発見された。これにより6号車ランボルギーニは当該セッションのタイム抹消によってグリッド降格、加えてチームには罰金が科されている。

 カルダレッリが金曜のスーパーポール・シュートアウトでファステストタイムをマークしたランボルギーニ・ウラカンGT3エボは、エンジン・パラメーターとエアフィルターがSROモータースポーツ・グループの最初の性能バランステストで使用したものと一致していなかったことが判明した。

ランボルギーニ、スパ24時間で初ポール獲得。立役者のカルダレッリ「やりがいがあった」

 7月29日にスパ・フランコルシャン・サーキットで行われたスーパーポールを制し、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦『トタルエナジーズ・スパ24時間』の総合ポールポジションを獲得したアンドレア・カルダレッリ(オレンジ1・KPAXレーシング)は、ランボルギーニ社にとって初となった同イベントでの快挙に対し「本当にやりがいがあった」と語った。

 28日木曜に実施された予選のQ3セッションで6番手タイムを記録したカルダレッリは、翌29日金曜のスーパーポールで6号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボを駆り、2分16秒221という全体ベストタイムマーク。30日土曜から始まる決勝レースのグリッド最前列を確保した。

カルダレッリ駆る6号車ランボルギーニがスパ24時間のポール獲得。トップ3に3メーカーが並ぶ

 7月29日、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第2戦/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第7戦として開催されている『トタルエナジーズ・スパ24時間』のスーパーポールが行われ、予選で20台に絞られたマシンの中で最速タイムを記録したアンドレア・カルダレッリ駆る6号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ(オレンジ1・KPAXレーシング)が第74回大会のポールシッターとなった。

 28日(木)に実施された予選で、各チーム3~4名のドライバーが出した平均タイムでベスト20に入ったマシンのみが進出を許されたこのシュートアウトセッションでは、暫定20番手となったクルマから順にコースインし、1名のドライバーが3回までのアタックの中で記録したベストタイムで決勝のグリッドが決定する。

『ランボルギーニ・カウンタック』レーシング・ランボルギーニの“出発点”【忘れがたき銘車たち】

 モータースポーツの「歴史」に焦点を当てる老舗レース雑誌『Racing on』と、モータースポーツの「今」を切り取るオートスポーツwebがコラボしてお届けするweb版『Racing on』では、記憶に残る数々の名レーシングカー、ドライバーなどを紹介していきます。今回のテーマは、全日本GT選手権に参戦した『ランボルギーニ・カウンタック』です。