リシャール・ミル、WEC参戦終了オジエの後任を決定。2度のELMS王者シャタンを起用へ

 リシャール・ミル・レーシングチームは6月23日、ル・マン24時間レース以降のWEC世界耐久選手権の残り3ラウンドに出場しないことを明らかにしたセバスチャン・オジエの後任ドライバーを発表。LMP2クラスを戦う1号車オレカ07・ギブソンのドライバーとして、ポール・ループ・シャタンと契約したことを明らかにした。

 WRC世界ラリー選手権で通算8度のタイトルを獲得したオジエは今週火曜日、自身のTwitterでWEC富士を含むシリーズの2022年後半ラウンドに参加しないことを表明した。シグナテックが運営するチームと契約を交わしたシャタンは、ラリー王者の後任としてモンツァ、富士、バーレーンの3レースに参戦することになる。

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 2022年にWEC世界耐久選手権デビューを果たしたたセバスチャン・オジエは、ル・マン24時間レース以降の残りのラウンドに参加しないことを表明。リシャール・ミル・レーシングチームのラインアップから外れることをソーシャルメディア上の声明で明らかにした。

 WRC世界ラリー選手権で8度のワールドチャンピオンに輝き、今週はケニアで行われるWRC第6戦サファリ・ラリー・ケニアに、TOYOTA GAZOO Racing WRTからスポット参戦しているオジエ。彼は今月上旬に開催されたル・マン24時間を含む今季のWEC開幕3戦をLMP2チームで戦い、開幕戦セブリングでクラス12位、第2戦スパは8位、母国ラウンドとなったル・マンでは9位といずれも完走を果たした。

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 WRC世界ラリー選手権で通算8回ワールドチャンピオンに輝いたセバスチャン・オジエ。2021年限りでWRCフルタイムドライバーを引退した彼は今季、TOYOTA GAZOO Racing WRTからラリーにスポット出場しながらWEC世界耐久選手権にフル参戦中だ。6月の第2週に開催されたル・マン24時間ではLMP2クラス9位で完走したが、今年オジエの姿を日本で見ることができるのだろうか?

 今回がル・マン24時間初挑戦となったオジエは、LMP2クラスでオレカ07・ギブソンを走らせるリシャール・ミル・レーシングチームの一員として出場。ピットインの際に大きなミスを犯しストップ&ゴーペナルティを課せられたが、それを除けば大きなミスはなく、安定したタイムを刻みクラス9位、総合13位で完走を果たした。