アルファロメオのマキシム・マルタン、地元ベルギー戦で待望のシリーズ初優勝/ETCR第4戦

 約1カ月のインターバルを経て、7月9~10日にベルギーのゾルダーで争われた電動ツーリングカー選手権FIA ETCRことeツーリングカー・ワールドカップの第4戦は、今季よりロメオ・フェラーリからシリーズデビューを果たしたマキシム・マルタン(アルファロメオ・ジュリアETCR)が、地元イベントで初の週末最多得点者“King of the Weekend”を獲得。金曜プラクティスではジュリアのバッテリートラブルにより、大幅に走行機会を制限されていた男が、地の利も活かし「家族の前で魔法のように素晴らしい瞬間」を迎えた。

 第2戦の開催予定だったイスタンブール・パークが急きょスキップされ、ハンガロリンク、スペインのハラマに続く実質的第4戦となったゾルダーでの『レースBE』は、開幕序盤から続いた新生クプラEKSの勢いに待ったを掛ける、シリーズ変換点の1戦となった。