ラッセル、ペレスとのバトル中に無線で声をかけた代表に感謝「みんな感情が高ぶっていたと思う」/F1第12戦

 メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1第12戦フランスGPでセルジオ・ペレス(レッドブル)とのバトルが熾烈を極めるなか、チーム代表のトト・ウォルフの声を無線で聞けたことに感謝していると述べている。

 レースの最後の10周で、ラッセルはペレスに狙いをつけたが、なかなか追い抜くことができなかった。ラッセルがミストラル・シケインでペレスのイン側を走行したせいで、ふたりは軽く接触し、ペレスはそのまままっすぐ進まざるを得なかった。ラッセルは、コーナーのスペースは自分のもので、ペレスはポジションを譲るべきだったと無線で主張した。しかしメルセデスはこれに同意せず、それはスチュワードも同様だった。スチュワードはこの動きを調査したが、結局何の措置も取ることはなかった。

2022年F1第12戦フランスGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第12戦フランスGP決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、カルロス・サインツ(フェラーリ)だ。

2022年F1第12戦フランスGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第12戦フランスGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、ランス・ストロール(アストンマーティン)だ。

ストロール「15番グリッドから10位。チームのために入賞できてよかった」アストンマーティン/F1第12戦

 2022年F1フランスGP決勝で、アストンマーティンのランス・ストロールは10位で入賞を果たした。

■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム)
決勝=10位
15番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

 今日はファーストラップが素晴らしかったし、そのおかげで最高のレースになった。ターン9では(エステバン・)オコンの接触騒ぎに危うく巻き込まれそうだったけど、とにかくいいスタートを切れて15番グリッドから1周目でトップ10圏内に入れたのが重要なことだった。さらに終盤では(9番手のダニエル・)リカルドを追い抜けそうな勢いさえあると感じていた。

ノリス7位「苦労したがそれは想定内。アップデートの最適化を進めていく」マクラーレン/F1第12戦

 2022年F1フランスGP決勝で、マクラーレンのランド・ノリスは7位、ダニエル・リカルドは9位だった。

■ランド・ノリス(マクラーレンF1チーム)
決勝=7位
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

 タフな一日だったけど、予想どおりの結果になった。タイヤのデグラデーションで少し苦戦し、純粋にレースペースも足りなかったので長いレースに感じたよ。マシンの速さが十分ではなかったために難しいレースになってしまったけど、失望はしていない。まあ、こうなることを予想していたようなものだからね、驚いてもいない。

アロンソ6位「クリーンな週末を過ごせればこのポジションが可能だと証明した」アルピーヌ/F1第12戦決勝

 2022年F1フランスGP決勝で、アルピーヌのフェルナンド・アロンソは6位、エステバン・オコンは8位だった。

■フェルナンド・アロンソ(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=6位
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

 今日のレースには満足している。僕たちのレース運びはよかったし、レースペースとタイヤマネジメントをうまくバランスできた。今週末は、マシンバランスを取るために多くの作業をしなければならなかったが、レースはすごく手堅くまとめられたし、トップ5のすぐ後ろでフィニッシュして多くのポイントを獲得できた。

ガスリー、ホームGPで12位「今日のパフォーマンスに深く失望。新パッケージへの理解を早く進める必要がある」/F1第12戦

 2022年F1フランスGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは12位完走を果たした。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=12位
14番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム

 なんとかポイント圏内に入ろうと頑張ったが、12位でフィニッシュした。もちろん望んでいたパフォーマンスではない。ファンの前で走ることができて、特別な週末になり、彼らのことを思うと笑顔になれる。でも、自分たちのパフォーマンスにはものすごくがっかりしている。

ラッセル、ペレスを抜いて3位「VSC後のリスタートで絶対決めようと狙っていた」メルセデス/F1第12戦

 2022年F1フランスGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは3位でフィニッシュ、2位のルイス・ハミルトンとともにメルセデスにとって今季初のダブル表彰台を達成した。

 6番グリッドからスタートし、レース中盤以降は4番手を走行。3番手のセルジオ・ペレス(レッドブル)との激しいバトルのなかで、41周目にターン8でラッセルが仕掛けた際に軽い接触が起きたが、その際はペレスが前をキープ。しかし、レース終盤、バーチャル・セーフティカー(VSC)出動後のリスタートで、ラッセルはペレスを抜き、3位を守り切ってフィニッシュした。

ハミルトン、300戦目に今季ベストの2位「レッドブルの1台を抑えきれたのは素晴らしい結果」メルセデス/F1第12戦

 2022年F1フランスGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは4戦連続の表彰台であり今季ここまででベストの2位を獲得した。今回はハミルトンにとってグランプリ出走300戦目に当たる。チームメイトのジョージ・ラッセルが3位に続き、メルセデスは今季初のダブル表彰台を達成した。

 4番グリッドのハミルトンはスタートでひとつ順位を上げ、セルジオ・ペレス(レッドブル)を抑えきり、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のリタイアで2番手に上がると、ポジションを守ってフィニッシュした。

戦略に不満を示したサインツ「もめてたわけじゃない。話し合っていただけ」代表は2ストップは正解と自信/F1第12戦

 2022年F1フランスGP決勝で、フェラーリのカルロス・サインツは5位を獲得した。パワーユニット(PU)ペナルティにより19番グリッドからスタート。ファーストスティントはハードタイヤで9番手まで上がり、セーフティカー中の18周目に最初のピットインを済ませミディアムタイヤに交換、30周目には4番手に浮上する。しかしピットストップ時のアンセーフリリースにより5秒のタイムペナルティを科されてしまった。