ピレリF1、ベルギーGP以降3連戦のタイヤコンパウンドを発表

 F1のタイヤサプライヤー、ピレリが、サマーブレイク明けの3連戦、2022年第14戦ベルギーGP、第15戦オランダGP、第16戦イタリアGPに持ち込むタイヤコンパウンドを発表した。

 C1からC5のうち、8月26日~28日開催のベルギーと9月9日~11日開催のイタリアでは、ハードがC2、ミディアムがC3、ソフトがC4と、中間のセレクトが行われた。この組み合わせは、サウジアラビア、エミリア・ロマーニャ、マイアミ、フランス、ハンガリーと同じ。

アロンソを失ったアルピーヌF1、交渉決裂の理由は契約年数と明かす「年齢による衰えを予想し、複数年は提示できなかった」

 アルピーヌF1チームのオットマー・サフナウアー代表は、フェルナンド・アロンソとの契約交渉がまとまらなかった理由について語り、チームは彼の年齢を心配して2023年のみの契約を希望したが、アロンソはより長期的にF1で走れる保証を得たいという強い希望を持っていたと明かした。

 7月28日にアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが今季末でのF1からの引退を発表。わずか数日後の8月1日、アストンマーティンは2度のF1チャンピオンで現在41歳のアロンソと複数年契約を結んだことを明らかにした。アルピーヌは2日にアロンソの後任として現在リザーブドライバーを務めるオスカー・ピアストリの起用を発表。しかしピアストリがそれをすぐさま否定し、契約上のトラブルがあることが明るみに出た。

インディカードライバーにF1走行のチャンスを与え続けるマクラーレン。リカルドは「シートには直結しない」と主張

 マクラーレンF1のダニエル・リカルドは、チームがパト・オワードとコルトン・ハータというふたりの若いインディカードライバーにF1テストの機会を提供したことは、自分の契約には一切影響しないと語った。また、7月にリカルドが、現契約期間に変更はなく、2023年にチームにとどまるという声明を発表したことについて、チーム代表はそれが事実であると認めた。

 マクラーレンは、インディカー・シリーズのスターであるふたりにテストの機会を与え、F1マシン走行のスキルを評価した。オワードが2021年シーズン末のアブダビテストに参加した一方、ハータは7月にポルティマオで行われた2日間のテストに参加し、マクラーレンの2021年型F1マシンを走らせている。

アストンマーティンF1が2023年用タイヤ開発テストを実施。ヒュルケンベルグが走行

 アストンマーティンF1チームは、F1ハンガリーGP後の8月2日と3日、ハンガロリンクにおいて2023年用ピレリタイヤの開発テストを行った。初日はレギュラードライバーのランス・ストロール、2日目にはリザーブドライバーのニコ・ヒュルケンベルグが今季型AMR22のステアリングを握った。

アルファタウリF1、ベルギーFP1でローソンを起用へ。若手ドライバー支援規則の一環で

 アルファタウリ代表のフランツ・トストが、次戦ベルギーGPの金曜フリープラクティス1で、レッドブルジュニアドライバーのリアム・ローソンを走らせる予定であると明かした。

 F1は、F1昇格を目指すドライバーたちにF1マシンで走行する機会を与えるための規定として、金曜プラクティスでの走行について以下のように定めている。

「選手権期間中、各競技者は、選手権にエントリーされた各車両で1回、キャリアのなかで選手権のレースに3回以上出場していないドライバーを起用しなければならない」

フェルスタッペンが称えたストラテジスト、ハンナ・シュミッツ「戦略面で刺激的なレースだった」10番手から優勝を達成

 F1第13戦ハンガリーGPで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは10番グリッドから優勝を勝ち取った。レース後、勝利をつかむ上で戦略が大きな役割を果たしたとクリスチャン・ホーナー代表は述べ、フェルスタッペンはプリンシパル・ストラテジー・エンジニアであるハンナ・シュミッツを称えた。シュミッツは、ハンガリーGP決勝はストラテジストにとって非常にエキサイティングなレースだったと語っている。

アストンマーティンF1は「勝てる組織を作る過程にいる」と代表。アロンソの加入に大きな期待

 アストンマーティンのチーム代表を務めるマイク・クラックは、フェルナンド・アロンソの豊富な経験を活かし、チームの進歩を“加速させる”つもりだと語った。

 アルピーヌで2シーズンを過ごしたアロンソは、2023年からアストンマーティンで新たな冒険に乗り出す。富豪のチームオーナーであるローレンス・ストロールは、チームを今後数年で世界チャンピオンの地位につけることを決意している。オーナーの指揮の下で今もあらゆることを証明すべき段階にあるチームに乗り換え、忠誠を誓うというアロンソの真の動機は不明だが、アストンマーティンはチームを前進させる重要な人材を手にしたと確信している。

ピアストリにマクラーレンF1加入のうわさ。アルピーヌは2023年以降の契約の有効性を強く主張

 アルピーヌF1チームは、フェルナンド・アロンソの後任として育成ドライバーで今年リザーブドライバーを務めるオスカー・ピアストリの起用を発表したものの、ピアストリから来季契約を結んだ事実はないとすぐさま否定された。ピアストリはマクラーレンと交渉しているといううわさが持ち上がっているが、アルピーヌはピアストリとの来季契約は疑いなく有効なものであると強く主張している。

 7月28日にアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが今季末でのF1からの引退を発表。8月1日にアストンマーティンがアロンソの来季加入を明らかにし、2日にはアロンソが所属するアルピーヌがアロンソに代わってピアストリがエステバン・オコンのチームメイトとしてF1で戦うと発表した。

アルピーヌF1に契約トラブル。ピアストリの2023年起用を発表も本人が否定「来季彼らのもとで走ることはない」

 アルピーヌF1チームは、8月2日、フェルナンド・アロンソの後任として現在リザーブドライバーを務めるオスカー・ピアストリの起用を発表したが、その約2時間後にピアストリ本人が自分はアルピーヌと契約は結んでおらず、2023年にアルピーヌでは走らないとのコメントを発表、契約状況について両者が異なる見解を持っていることが明らかになった。

 7月28日にアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが今季末でのF1からの引退を発表。それからわずか数日後の8月1日、アストンマーティンはベッテルの後任として2度のF1チャンピオンで現在41歳のアロンソと契約を結んだことを明らかにした。

【F1インタビュー】レッドブルの総合力とフェルスタッペンの速さが光ったハンガリーGPは「完璧なレース」と山本氏

 2022年F1第13戦ハンガリーGPでは、10番手からスタートしたマックス・フェルスタッペンが逆転優勝を飾り、今シーズン8勝目をマークした。上位勢が2ストップ戦略で争うなか、スタートでソフトタイヤを履くというレッドブルの選択が奏功。ハンガロリンクを訪れていた元ホンダの山本雅史氏は、レースを振り返り「チームの総合力とマックスの速さで完勝でした」とレッドブルとフェルスタッペンを称賛した。