トラビス・パストラーナを発起人に、創設2年目となる2022年から当初計画どおり“グローバル・シリーズ”へと変貌を遂げた、北米発の『Nitro Rallycross(ナイトロ・ラリークロス/NitroRX)』開幕戦が、6月18~19日にイギリス・リデンヒルで開催され、ドレイヤー&レインボールド・レーシング(DRR)から参戦のロビン・ラーソンが、僚友アンドレアス・バッケルドを従えワン・ツー・フィニッシュを達成。モーター出力約800kW(約1070PS)、最大トルク1100Nmで、0-100km/h加速はわずか1.4秒。最高速は180マイル(約290km/h)をマークする、ワンメイク・フルエレクトリックSUVによる『グループE』クラスの初代ウイナーに輝いた。
北米発のラリークロス・シリーズとして、実質的にGRCやARXの後継に位置付けられるNitroRXは、ラリーやラリークロス界のトップ選手として活躍するパストラーナが創設した新たなチャンピオンシップとして、2021年に本格的なシリーズ戦を開催。そのパストラーナが初代シリーズチャンピオンも獲得した。