WEC富士の暫定エントリーリストが発表。ニック・キャシディ欠場、代役はダビデ・リゴン

 9月9日から11日にかけて、静岡県の富士スピードウェイで開催される、2022年WEC世界耐久選手権第5戦『富士6時間耐久レース』の暫定エントリーリストが公開された。7月21日付で発表されたリストでは、4クラス合計36台の参加が明らかになっている。

 ル・マン覇者でありシリーズチャンピオンでもあるTOYOTA GAZOO Racingが、2台のトヨタGR010ハイブリッドを走らせているハイパーカークラスでは、前戦モンツァでデビューを飾ったプジョー・トタルエンジーズのプジョー9X8も2台揃って登場予定だ。

WEC富士、暫定スケジュール発表。人気のキャンプパッケージを含む前売り観戦券は7月28日より発売

 7月28日、富士スピードウェイは、2022年9月9~11日に開催されるWEC世界耐久選手権第5戦『富士6時間耐久レース』の各種前売観戦券を、7月28日10時より全国のローソン、ミニストップの店頭端末およびローチケ、FSWオンラインチケット(https://fsw-ticket.com/)にて順次発売すると発表した。また9日(金)から11日(日)にかけての暫定タイムスケジュールを明らかにしている。

 ル・マン24時間レースを中心に世界中を転戦するスポーツカーレースシリーズが2019年以来、3年ぶりに日本へ戻ってくる。その戦いの舞台となるのは、“WEC富士”でお馴染みの富士スピードウェイだ。

グリッケンハウス、WEC富士6時間レースの欠場を正式表明「我々にとって、あまり役に立たない」

 WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦しているグリッケンハウス・レーシングは、9月に開催される第5戦富士6時間レースを欠場すると表明した。最終戦となる第6戦バーレーンでグリッドに復帰する可能性はあるとしている。

WEC富士参戦を断念。モンツァ戦の3日後に船に積むのは「リスクが高すぎる」とARCブラティスラバ

 WEC世界耐久選手権に年間エントリーしているARCブラティスラバは、物流の都合により9月の第5戦富士6時間レースを欠場すると明らかにした。

 スロバキア籍のチームは6月24日、富士戦への遠征は行わないものの、7月のモンツァ6時間レースと11月のバーレーン8時間レースには参加予定であるとの声明を発表している。

オジエ、初ル・マンで完走。気になるWEC富士とラリージャパンでの来日予定【WRC Topic】

 WRC世界ラリー選手権で通算8回ワールドチャンピオンに輝いたセバスチャン・オジエ。2021年限りでWRCフルタイムドライバーを引退した彼は今季、TOYOTA GAZOO Racing WRTからラリーにスポット出場しながらWEC世界耐久選手権にフル参戦中だ。6月の第2週に開催されたル・マン24時間ではLMP2クラス9位で完走したが、今年オジエの姿を日本で見ることができるのだろうか?

 今回がル・マン24時間初挑戦となったオジエは、LMP2クラスでオレカ07・ギブソンを走らせるリシャール・ミル・レーシングチームの一員として出場。ピットインの際に大きなミスを犯しストップ&ゴーペナルティを課せられたが、それを除けば大きなミスはなく、安定したタイムを刻みクラス9位、総合13位で完走を果たした。

富士への来日危ういグリッケンハウス「我々は非常に小さな会社だ」。WECは「柔軟に対応」

 WEC世界耐久選手権は、ハイパーカークラスに参戦するグリッケンハウス・レーシングが2022年シーズン後半にレース欠場を余儀なくされる場合、「柔軟に」対応するという。

 FIA耐久委員会のリシャール・ミル委員長は、グリッケンハウスのル・マン・ハイパーカー(LMH)が将来的に世界選手権への参加を続けられるよう、譲歩する用意があると語った。

 これは、『フルシーズンエントリーするLMHチームは少なくとも1台の車両で全レースに出場しなければならない』とする、これまでのWECの厳格な規約を覆す対応だ。

3年ぶり開催『WEC富士』の観戦チケットが7月28日発売へ。ル・マン王者トヨタの凱旋レース

 富士スピードウェイは、9月9~11日に同地で開催される2022年WEC世界耐久選手権第5戦『富士6時間耐久レース(WEC富士)』の前売り観戦券を7月28日(木)から発売すると発表した。

 WECは“世界三大レース”のひとつであるル・マン24時間レースをシリーズカレンダーに組み込むグローバル耐久シリーズだ。現行シリーズは2012年にスタートし、今年で節目の10シーズン目を迎えている。