モータースポーツの世界選手権が国内で再開へ。3年ぶり開催の鈴鹿8耐におけるコロナ対策

 三重県・鈴鹿サーキットで8月4~7日に開催される『2022FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』。2020・2021年は新型コロナウイルスの影響で中止されたが、3年ぶりに開催される。国内でもモータースポーツの世界選手権は3年ぶりとなるため、開催実現に向けて様々なコロナ対策が施されている。

2022鈴鹿8時間耐久ロードレース TV放送&タイムスケジュール

■大会名称:2022 FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会 ■日程 予選:8月5日(金) トップ10トライアル:8月6日(土) 決勝:8月7日(日) ■サーキット&レースデータ コ …

BS松竹東急、国内最大級のバイクの祭典『鈴鹿8耐』の決勝レースを完全生中継

 BS松竹東急株式会社は、8月7日に三重県の鈴鹿サーキットで開催される『2022 FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース』の決勝レースを生中継する。

 鈴鹿8耐は、毎年夏に鈴鹿サーキットで行われる国内最大規模のオートバイ耐久レースだ。今年はEWC第3戦として行われ、2~3人のライダーが交代して8時間通してコースを周回。世界戦の中でも勝つのが難しく、スプリントに近い耐久として有名だ。

ヨシムラSERT Motul、シメオンの新型コロナ陽性によりグレッグ・ブラッグにライダー変更/鈴鹿8耐

 8月2日、FIM世界耐久選手権(EWC)に参戦しているヨシムラSERT Motulは、8月4~7日に開催される鈴鹿8時間耐久ロードレースのライダーを変更すると発表した。チャビエル・シメオンが新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となったため、グレッグ・ブラックを起用する。

 ヨシムラSERT Motulは、鈴鹿8耐では渡辺一樹、チャビエル・シメオン、シルバン・ギュントーリの3人を起用し、グレッグ・ブラックはライダーキャプテンとして挑むことになっていた。

唯一の女性ライダー平野ルナ、大石正彦と梶山知輝を起用するTransMapRacing with ACE CAFE/鈴鹿8耐チーム紹介

 開催まで目前に迫ってきた鈴鹿8耐、EWCクラスにエントリーしているTransMapRacing with ACE CAFEは2015年の初参戦から2019年まで5年連続で完走を果たしているプライベーターチームであり、唯一の女性ライダーを起用しているチームでもある。

 TransMapRacingは静岡県の運送会社を中心に、鈴鹿8耐の参戦を通じて地域に貢献することを目的として、2015年に結成されたレーシングチームである。鈴鹿8耐参戦の場で、車好き、バイク好き、そして仕事とレースの狭間で悩んでいるレーシングライダーに向けPR活動をしている。その活動は鈴鹿8耐だけに留まらず、2019年から今シーズンに至るまで全日本ロードにも活動を広げている。

岩田悟、高橋裕紀、小山知良のトリオで挑むTeam ATJ with JAPAN POST/鈴鹿8耐チーム紹介

 8月7日に鈴鹿サーキットで開催される『2022FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』にEWCクラスにエントリーしているTeam ATJ with JAPAN POST。今年もTeam ATJと日本郵便のタッグが実現し、レギュラーライダーの岩田悟に加え、HondaDream TPで活躍するファミリーライダー小山知良、高橋裕紀というラインナップで3年ぶりの鈴鹿8耐に挑む。

 Team ATJこと株式会社オートテクニックジャパン(ATJ)は、四輪・二輪・汎用製品の研究開発、品質保証をサポートしているテストプロデュースカンパニーだ。さまざまなカテゴリーでスポンサーを務めており、四輪では日本で人気を誇るスーパーGT、二輪では全日本トライアル選手権、全日本ロードレース選手権で活躍をしている。

新型M1000RRでSSTクラス2連覇を目指すTONE RT SYNCEDGE4413 BMW/鈴鹿8耐チーム紹介

 8月7日に鈴鹿サーキットで開催される『2022FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会』にSSTクラスから参戦するTONE RT SYNCEDGE4413 BMWは、2019年の鈴鹿8耐でSSTクラス優勝を飾ったチームだ。3年ぶりに開催される2022年の鈴鹿8耐ではマシンを一新し、新型BMW M1000RRを駆り2連覇に挑む。

 SYNCEDGE4413Racingは2013年に発足し、これまで全日本ロードのJP250、J-GP2、JSB1000クラスにエントリーをして経験を重ねてきたチームである。2017年からは工具メーカーのTONE(トネ)とタッグを組んで、TONE RT SYNCEDGE4413Racingとして参戦している。3年目を迎えた2019年には、鈴鹿8耐のSSTクラスでの優勝を飾り、2019-2020シーズンの第2戦セパン8耐にも出場するとSSTクラストップからスタートし、総合15位のSSTクラス3位と表彰台に上る活躍を見せた。

エルワン・ニゴンの参戦決定。EVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasakiは13年目の挑戦/鈴鹿8耐チーム紹介

 TRICKSTAR Kawasakiが再びヱヴァンゲリヲンとタッグを組み、鈴鹿8耐に帰ってきた。5年ぶりに耐久のスペシャリストのエルワン・ニゴンが加わり、若手ライダーの大久保光、佐野優人のラインナップでEWCクラスに挑んでいく。

 主催者推薦チームとして出場することが決定しているEVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasaki。今までウルトラマンやトイ・ストーリー、カーズなどのアニメをレースに参戦させてきたラナ エンタテインメント株式会社が、2010年よりヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズとのプロモーションタイアップを実現し、二輪レースでTRICK STAR Racingとタッグを組み鈴鹿8耐に参戦してきた。2011年からは四輪レースのスーパーGTやスーパー耐久、D1などにも参戦している。

TSRホンダ藤井正和総監督が語る3年ぶりの8耐、CBR1000RR-Rのポテンシャル/鈴鹿8耐参戦記者会見

 7月6日、鈴鹿8時間耐久ロードレースの鈴鹿サーキット主催 合同テストが行われている三重県・鈴鹿サーキットで、F.C.C. TSR Honda Franceが鈴鹿8耐参戦記者会見を開いた。そのなかで、藤井正和総監督が2年 …

【渥美心のEWC参戦記】レース直前にライダー負傷で交代、電子制御なしとトラブル続き。最後は一致団結で表彰台/第2戦スパ24時間(後編)

 2022年はフランスに移住し、OG Motorsport BY SarazinからFIM世界耐久選手権(EWC)に“フル参戦”することになった渥美心選手。そんな渥美選手がEWC参戦のなかで感じた、日本のレースとの違いや耐久レースならではの出来事や裏側を語ります。

 今回は2001年以来に開催されたスパ24時間の雰囲気やレースに参戦した心情や表彰台獲得の思いなど、レースウイークの日々を渥美選手と同行している広報兼ヘルパーの目線でお伝えします!