ハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、2022年F1第9戦カナダGPの決勝でスチュワードから破損したフロントウイングを修理するようピットインを強いられたのは、エステバン・オコン(アルピーヌ)がダメージを大げさに伝えたことにFIAが影響されたせいだと主張した。
元F1ドライバーのハーバート、ストロールのパフォーマンスを疑問視。将来的にシートを喪失する可能性にも言及
元F1ドライバーで3度のグランプリ優勝経験を持つジョニー・ハーバートは、アストンマーティンF1のオーナーであるローレンス・ストロールにとって、チームのために困難だが必要な判断を下すべきときが目前に迫っているようだと語った。
ハーバートは、精彩を欠くパフォーマンスが続くランス・ストロールを見て、F1における彼の将来に疑問符が付いたと考えている。過去には優れた能力の片鱗を見せたこともある23歳のストロールだが、父親が所有するチームに移ってからの成績に、特筆すべきものは見当たらない。
アロンソがF1カナダGPでのチームオーダーに不満。代表は「オコンが助けていた」とチームプレーを主張
アルピーヌF1のフェルナンド・アロンソが、2022年F1第9戦カナダGPのレース終盤に前を走るチームメイトのエステバン・オコンを追い抜かないようチームから指示されたことに不満を漏らす一方、チームのオットマー・サフナウアー代表は、これが作戦上必要な行為だったと主張している。
F1、ネット・ゼロ・カーボン達成に向け新たな取り組みを発表。来季の開催地を地域別に分け移動などの最適化を目指す
F1は新たな取り組みとブランド戦略によって、2030年までにネット・ゼロ・カーボンを達成するというミッションの推進を継続している。
2030年までに二酸化炭素排出量をゼロにすることを目的に、F1は、2019年に包括的な持続可能計画と環境保護キャンペーンを発表した。この環境への取り組みは、グランプリレースの二酸化炭素排出量削減を目標とした達成可能な計画を実現するために、F1とFIAが持続可能性の専門家と緊密に協力した結果によるものだ。
F1技術解説:第9戦(2)ポーパシングへのFIA介入に反発するレッドブルとフェラーリ。物議を醸したメルセデスのステー
2022年F1第9戦スペインGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。第1回「予想外の資質を発揮し、フェラーリを破ったレッドブルRB18」に続く今回は、新世代F1マシン導入に伴い浮上した問題ポーパシングを解決すべくFIAが発表した技術指令書についてのチーム側の反応をまとめた。
フェラーリが2023年タイヤ開発テストを実施。ピレリ、新世代F1マシンでのアンダーステア軽減のため、タイヤの変更を計画
ピレリは、フェラーリの協力のもと、6月24日にイタリア・ムジェロで2023年用F1タイヤの開発テストを実施した。当日はレギュラードライバーのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツが一台のF1-75をシェアして走行を行った。ピレリは、2022年に導入された新世代F1マシンにアンダーステアの傾向があることから、2023年にこれを軽減するため、タイヤの変更を行おうとしている。
ピレリは今シーズン、複数のチームの協力を得て5カ所のサーキットで来シーズンに向けたタイヤテストを行っていく予定で、今回のテストはその一環である。
アストンマーティン、F1イギリスGPで2度目の大規模アップデートを実施へ「次の一歩もいいものになる」と自信
アストンマーティンは、今シーズン2度目となる大規模アップデートをマシンに投入する予定だ。今週末のF1第10戦イギリスGPに向けて、AMR22に新パッケージを実装することになる。
先月、アストンマーティンはバルセロナで大幅に改良されたマシンを登場させて話題をさらった。そのマシンは、レッドブルのRB18とその上向きに傾斜した独特なサイドポッドのデザインからかなりの、もしくは非常に多くのインスピレーションを得ていた。
【ギャラリー】ナイジェル・マンセルがグッドウッドに登場。ウイリアムズFW14Bやフェラーリ640などをドライブ
1992年のF1チャンピオンであるナイジェル・マンセルは、6月23〜26日に開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに参加し、『FW14B』や『フェラーリ640』、『ロータス25』などのマシンをドライブした。
ウイリアムズ時代のレーシングスーツに身を包んだマンセルは、1992年に9勝を挙げてタイトルを獲得したFW14Bに乗り込んだ。パトリック・ヘッドとエイドリアン・ニューウェイがデザインしたこの複雑かつ完璧なマシンは、ルノーのV10 3.5リッターエンジンを搭載しており、リッチモンド公爵の屋敷を駆け抜け、大音響を響かせたのである。
アルファタウリF1とBuzzがパートナーシップを締結「一緒に協力できることを楽しみにしている」と角田裕毅
6月27日、F1世界選手権に参戦するスクーデリア・アルファタウリとBuzzグループは、持続可能な開発イニシアチブの加速と若手ドライバーの育成支援を目的とする複数年のパートナーシップを締結したことを発表した。
イギリス・ロンドンに本社を置くBuzzグループは、モータースポーツの世界的なネットワークを活かし、ファミリーオフィスやカーボンニュートラルファンドマネジメント、保険、証券、不動産、貿易、広告代理店など、多岐にわたる事業を世界で展開している多国籍コングロマリット企業だ。
F1技術解説:第9戦(1)予想外の資質を発揮し、フェラーリを破ったレッドブルRB18
2022年F1第9戦スペインGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。今回は、フェラーリのアップデートを紹介しつつ、レッドブルが勝利しフェラーリが敗北を喫した理由を探る。
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カナダGPでのフェラーリのレースは、決して平坦なものではなかった。F1-75に十分な競争力があったことは、カルロス・サインツがマックス・フェルスタッペンを抑えてレース中の最速タイムを叩き出し、わずか0.993秒差で2位チェッカーを受けたことからも明らかだ。