メルセデスのラッセルがキャリア初ポールを獲得。フェルスタッペンは最終盤にトラブル発生【予選レポート/F1第13戦】

 2022年F1第13戦ハンガリーGPの予選が行われ、メルセデスのジョージ・ラッセルが自身初となるポールポジションを獲得した。2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は16番手だった。

 ハンガリーGP2日目は初日から一転、雨模様の天候となった。現地時間午後1時から行われたFP3は、完全ウエット路面から雨が止んで、少しずつ乾いていくコンディションだった。セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がセッション終盤にクラッシュを喫し、マシンにダメージを負っていたが、メカニックたちの懸命の作業で予選に間に合うことができた。

【順位結果】2022年F1第13戦ハンガリーGP予選

 2022年F1第13戦ハンガリーGPの予選が行われ、メルセデスのジョージ・ラッセルが自身初のポールポジションを獲得した。2番手にはカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続き、角田裕毅(アルファタウリ)は16番手という結果になっている。

ウエットでウイリアムズのラティフィが最速、アルボンも3番手に【タイム結果】F1第13戦ハンガリーGPフリー走行3回目

 2022年F1第13戦ハンガリーGPのフリー走行3回目が行われ、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は17番手だった。

 気温19度、路面温度22度というコンディションで、事前の予報どおりハンガロリンクでは雨が降っている。金曜日とはうってかわって涼しい状況で、現地時間13時にセッションがスタート。各車ウエットタイヤでコースへ出て行くが、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)のみインターミディエイトタイヤだ。ルクレールが1分43秒364でトップ、カルロス・サインツ(フェラーリ)が1分44秒283で2番手、アロンソが1分45秒813で3番手につけた。角田はこの時点で7番手だ。

【F1インタビュー】山本雅史氏、F2初優勝の岩佐は「これまでのF1ドライバーたち遜色ない」ポテンシャルを持つと高く評価

 フランスで開催されたFIA F2第9戦ル・キャステレで、日本人ドライバーの岩佐歩夢(ダムス)が初優勝を飾った。日本でレースを見ていたという山本雅史氏は、「チームと一丸となってレースをしているのがモニターからも伝わってきて本当にたのもしかった」とレースを振り返り、今後に向けて「結果を残して前に進んでほしい」と語った。

ガスリー15番手「満足いくラップを走ったが、タイムにそれが反映されていない」:アルファタウリ/F1第13戦金曜

 2022年F1ハンガリーGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=13番手/2=15番手だった。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=13番手(1分20秒456:ソフトタイヤ/28周)/2=15番手(1分19秒730:ソフトタイヤ/28周)

 満足できるラップを走った。FP2ではいいラップをまとめることができたと思う。ただ、パフォーマンスについては、まだ目指す状態に辿り着いていない。

ハミルトン11番手「サーキットによってこれほどマシンが変わってしまうなんて…」メルセデス/F1第13戦金曜

 2022年F1ハンガリーGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=7番手/2=11番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=5番手/2=8番手だった。

 チームはセッション後に次のようにコメントした。

「FP2前のセットアップ変更によりW13は扱いづらくなり、ふたりともグリップ不足と全体的な不安定さに悩まされた。ハミルトンはフロアにダメージを負ったことがFP2終盤に影響した」

レッドブル&HRC密着:ダウンフォース不足が露呈、セクター2でフェラーリとの差が顕著に。フロア変更の影響の可能性も

 今シーズンの全22戦中、モナコGPに次いでダウンフォースが必要なコースが、F1第13戦ハンガリーGPの舞台であるハンガロリンクだ。それは、裏を返せば、ストレートスピードがあまりアドバンテージにならないサーキットともいえる。

 2015年にホンダがF1に復帰した当初、好成績を挙げることが多かったコースがモナコとこのハンガロリンクだった。

ペレス9番手「フェラーリはかなり手強そうだが、雨が状況を変えるかもしれない」レッドブル/F1第13戦金曜

 2022年F1ハンガリーGPの金曜、レッドブルのセルジオ・ペレスはフリー走行1=6番手/2=9番手だった。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=6番手(1分19秒622:ソフトタイヤ/24周)/2=9番手(1分19秒397:ソフトタイヤ/28周)

 今日は快適に走れるマシンにするためにいろいろなことを試した。理解を進めて、いいアイデアを得ることができたと思う。学んだことを明日示したい。燃料が多い場合のペースと少ない場合のペースの両方の向上に役立つはずだ。

【F1インタビュー】厳しい状況だったフランスGPは「マックスの貫禄勝ち」と山本雅史氏。安定した走りとチーム力を評価

 元ホンダの山本雅史氏が、F1第13戦ハンガリーGPが開催されているハンガロリンクを訪れた。山本氏はレッドブルの勝利に終わった前戦フランスGPについて、マックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレールが頭ひとつ抜けた速さを見せていると指摘。そのなかでも、レッドブルがチーム力で勝利を掴んだと振り返った。また角田裕毅については、「角田とハンガロリンクの印象が悪いとは思っていない」とハンガリーGPに期待を寄せた。

初日トップのルクレール「タイヤをうまく機能させられれば雨でもアドバンテージを維持できる」フェラーリ/F1第13戦

 2022年F1ハンガリーGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=3番手/2=1番手、カルロス・サインツはフリー走行1=1番手/2=3番手だった。フェラーリは両セッションを制し、FP2最速のルクレールは、2番手ランド・ノリス(マクラーレン)に0.217秒の差をつけた。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=3番手(1分19秒039:ソフトタイヤ/26周)/2=1番手(1分18秒445:ソフトタイヤ/27周)