元F1ドライバーのウエーバー、古巣レッドブルは「何でも対応できる」と評価。今季の選手権を支配していくと予想

 元レッドブルのF1ドライバーであるマーク・ウエーバーは、古巣のレッドブルと万能のマシンRB18が、2022年F1世界選手権の支配を続けていくだろうと考えている。

 レッドブル・レーシングは、今シーズンこれまでに争われた9戦のうち7戦で優勝している。マックス・フェルスタッペンは6勝を上げて、ドライバーズランキングではチームメイトのセルジオ・ペレスに36ポイントと大差をつけている。

【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第8/9戦】速さはある。契約を確実に決めるにはミスをなくさなければならない

 2022年、アルファタウリの角田裕毅は、F1での2シーズン目を戦っている。昨年に続き、エディ・エディントン氏が、グランプリウイークエンドを通して角田の動きをくまなくチェックし、豊富な経験をもとに、彼の成長ぶり、あるいはどこに課題があるのかを忌憚なく指摘する。今回は2022年F1第8戦アゼルバイジャンGPと第9戦カナダGPについて語ってもらった。

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 バクーからモントリオールという連戦スケジュールを組んだ人間は終身刑に処すべきだ。直行便がなく、へとへとでカナダに到着すると、スーツケースが届いておらず、係員は探してくれようともしない。天気はひどいし(6月半ばに凍えるような思いをするのであれば、イギリスにいればよかった)、時差は8時間だ。帰宅するころには体調が最悪だった。

アロンソは「今も士気が高く、ライオンのようだ」とオコン。2023年もアルピーヌF1に残留することを望む

 エステバン・オコンは、チームメイトのフェルナンド・アロンソが引き続き2023年シーズンもアルピーヌに残ることを望んでいると述べている。

 アロンソはF1を2シーズン休止してWEC世界耐久選手権に参戦した後、2021年シーズンの初めにF1に復帰したが、この契約は今シーズン末で終了となる。

レッドブル、ニューウェイ設計のハイパーカー『RB17』の発売を発表。F1の技術を投入、価格は8億円超

 レッドブル・レーシング・グループのハイパフォーマンス・エンジニアリング部門であるレッドブル・アドバンスト・テクノロジーズは、6月28日、同社が初めて自社で設計、開発、製造を行うハイパーカー『RB17』のプロジェクトについて詳細を発表した。

 2シーターのハイパーカー、RB17の製作を担当するのは、レッドブル・レーシングおよびレッドブル・アドバンスト・テクノロジーズのチーフテクニカルオフィサーであるエイドリアン・ニューウェイだ。コース上の究極のドライビング経験のために最適化されたハイパーカーであるということで、製造台数はわずか50台、製造は2025年に開始される予定となっている。

レッドブルF1、ユーリ・ビップスとのリザーブドライバー契約を解除。オンラインゲーム中の人種差別的発言を問題視

 レッドブル・レーシングは、ジュニアドライバーのユーリ・ビップスがTwitchで人種差別的な言葉を使ったといわれる問題についての調査を行った結果、彼とのテスト&リザーブドライバー契約を解除することを決定した。

 ビップスが、同じレッドブル・ジュニアドライバーのリアム・ローソンらとゲームのライブストリーミング中に、人種差別的な言葉を使ったことが明るみに出た。これを受けて6月22日、レッドブルは彼に職務停止処分を下し、調査を行うと発表した。

3度の王者ネルソン・ピケがハミルトンに対し差別的発言。FIA、F1、メルセデスを筆頭にF1界が非難の声明を発表

 3度のF1チャンピオンであるネルソン・ピケが、ポッドキャストの中でルイス・ハミルトンを指して人種差別的な言葉を使ったことが明らかになり、F1、FIA、ハミルトンが所属するメルセデスがこれを非難する声明を発表した。ハミルトン自身も、この問題について発言、多数の人々が彼への支持を表明している。

 1981年、1983年、1987年のF1チャンピオンで現在69歳のピケは、昨年11月に公開されたポルトガル語でのポッドキャストのなかで、2021年F1イギリスGPでのハミルトンとマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の接触について語った。ピケは事故についてハミルトンを非難、この際に何度かハミルトンを名前で呼ばずに差別的な単語を使った。

F1カナダGPでフロントウイング破損のマグヌッセン、オコンの無線に影響された修復指示を批判

 ハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、2022年F1第9戦カナダGPの決勝でスチュワードから破損したフロントウイングを修理するようピットインを強いられたのは、エステバン・オコン(アルピーヌ)がダメージを大げさに伝えたことにFIAが影響されたせいだと主張した。

元F1ドライバーのハーバート、ストロールのパフォーマンスを疑問視。将来的にシートを喪失する可能性にも言及

 元F1ドライバーで3度のグランプリ優勝経験を持つジョニー・ハーバートは、アストンマーティンF1のオーナーであるローレンス・ストロールにとって、チームのために困難だが必要な判断を下すべきときが目前に迫っているようだと語った。

 ハーバートは、精彩を欠くパフォーマンスが続くランス・ストロールを見て、F1における彼の将来に疑問符が付いたと考えている。過去には優れた能力の片鱗を見せたこともある23歳のストロールだが、父親が所有するチームに移ってからの成績に、特筆すべきものは見当たらない。

アロンソがF1カナダGPでのチームオーダーに不満。代表は「オコンが助けていた」とチームプレーを主張

 アルピーヌF1のフェルナンド・アロンソが、2022年F1第9戦カナダGPのレース終盤に前を走るチームメイトのエステバン・オコンを追い抜かないようチームから指示されたことに不満を漏らす一方、チームのオットマー・サフナウアー代表は、これが作戦上必要な行為だったと主張している。