中央集権IDから分散IDに至るまで、歴史は繰り返す

前回の記事で見たように、現在の分散識別子(Decentralized Identifier、DID)の機能の多くを、あるいはDIDを超えるものを20年前に実現していたXRI(eXtensible Resource Identifier)であるが、一般的に使われるのにはあまりにも早すぎた。筆者が知っている実用事例としては、米軍関係のABACシステム*および野村総合研…

W3Cが分散IDの規格を標準化、そこに至るまでの歴史を振り返る

ブロックチェーンやいわゆる「Web3.0(Web3)」、はたまたジャック・ドーシー氏が提唱する「Web5」まで、非中央集権をうたう様々な概念が乱立している。そのいずれにおいても重要な機能として語られることが多いのが、ユーザー自らIDや属性を管理できる分散ID (Decentralized Identity)であり、その主要要素とされる分…

「もっといいオンライン授業を作れる」と起業した文学部4年生|東大生と起業|朝日新聞EduA

中央官庁や大企業にキャリアを託してきた東大生の志向が変わり、起業したり、スタートアップ企業に入ったりすることが一つの選択肢になっています。東大の起業家教育や起業支援を担ってきた各務茂夫・大学院工学系研究科教授(産学協創推進本部副本部長)は「優秀な東大生は意識してスタートアップに行っている」と言い…