ユナイテッド・オートスポーツUSAからWEC世界耐久選手権に参戦するフィリペ・アルバカーキは、ル・マン24時間レースで与えられる通常の2倍のポイントが、WECの残りのシーズンのタイトル争いを「台無しにしている」と表現し、ポイントシステムの変更を求めている。
完走から10カ月、ふたたびル・マンを訪れた青木拓磨「僕にとって特別な場所。またレースに出たい」
1998年にテスト走行中に起きた不慮の事故により脊髄損傷を負い、下半身不随になるという悲劇に襲われるも、翌年にはホンダ・レーシングの二輪の助監督として車椅子で復帰。その後も不屈の精神で四輪レーサーとしての夢を追い続け、世界で活躍し続ける一方で、バイクや自動車の楽しさを伝えるべく、日本各地を精力的に飛び回る多忙な日々を送る青木拓磨。
2021年にはついに長年の夢であり、念願だったル・マン24時間レースにイノベーティブカークラスから初参戦し、ハンドドライブ仕様のLMP2カーを駆り完走を遂げたシーンはまだ記憶に新しい。そんな彼が今年6月に開催されたル・マンのパドックに車椅子を軽快に操ってふたたび姿を現したとあり、改めてル・マンへの想いを聞いた。
ハプスブルク「レース前半のトリプル・スティントが報われた」WRT41号車の勝因語る/WECモンツァ
WEC世界耐久選手権第4戦『モンツァ6時間』でLMP2クラスのウイナーとなったフェルディナンド・ハプスブルクは、クラス首位を走行中に行なった早めのトリプル・スティントがリアルチーム・バイ・WRTをクラスリーダーから脱落させたが、「長期的には報われた」と語った。
ハプスブルクはノルマン・ナト、ルイ・アンドラーデとともに、リアルチーム・バイ・WRTの41号車オレカ07・ギブソンを駆り、選手権首位の38号車オレカ07(JOTA)を抑えてクラス優勝を果たしている。
“AoP”導入で次世代LMP2は「すべてのブランドが勝てるように」とACO。席巻中のオレカも反対はせず
ACOフランス西部自動車クラブ会長のピエール・フィヨンによると、2025年から次世代のLMP2マシンを管理するために使用される“アジャストメント・オブ・パフォーマンス(AoP)”のプロセスは、すべてのコンストラクターに「同じ勝利のチャンス」を与えるように設計されているという。
ACOとFIAは現在市場を席巻しているオレカに加え、リジェ、ダラーラ、マルチマチックの各LMP2モデルのパフォーマンスをモニターするため、次世代のLMP2レギュレーションでは最大で年2回のAoP変更を実施すると、2022年のル・マンで発表した。
WEC富士参戦を断念。モンツァ戦の3日後に船に積むのは「リスクが高すぎる」とARCブラティスラバ
WEC世界耐久選手権に年間エントリーしているARCブラティスラバは、物流の都合により9月の第5戦富士6時間レースを欠場すると明らかにした。
スロバキア籍のチームは6月24日、富士戦への遠征は行わないものの、7月のモンツァ6時間レースと11月のバーレーン8時間レースには参加予定であるとの声明を発表している。
リシャール・ミル、WEC参戦終了オジエの後任を決定。2度のELMS王者シャタンを起用へ
リシャール・ミル・レーシングチームは6月23日、ル・マン24時間レース以降のWEC世界耐久選手権の残り3ラウンドに出場しないことを明らかにしたセバスチャン・オジエの後任ドライバーを発表。LMP2クラスを戦う1号車オレカ07・ギブソンのドライバーとして、ポール・ループ・シャタンと契約したことを明らかにした。
WRC世界ラリー選手権で通算8度のタイトルを獲得したオジエは今週火曜日、自身のTwitterでWEC富士を含むシリーズの2022年後半ラウンドに参加しないことを表明した。シグナテックが運営するチームと契約を交わしたシャタンは、ラリー王者の後任としてモンツァ、富士、バーレーンの3レースに参戦することになる。
【ル・マン24時間レース2022】 トヨタ5連覇の偉業達成 伝説のサルト サーキットの24時間レースで歴史に名を刻む
トヨタが1-2フィニッシュの圧勝で5連覇。ソフィア フローシュが挑むドイツ勢はLMP2で不発。ポルシェの第90回ル・マン24時間レースやいかに。 今年もトヨタがル・マン24時間レースを制した。サルト サーキットで開催され […]
セバスチャン・オジエ、WEC後半戦の不参加を表明「チャンスをくれたチームに感謝」
2022年にWEC世界耐久選手権デビューを果たしたたセバスチャン・オジエは、ル・マン24時間レース以降の残りのラウンドに参加しないことを表明。リシャール・ミル・レーシングチームのラインアップから外れることをソーシャルメディア上の声明で明らかにした。
WRC世界ラリー選手権で8度のワールドチャンピオンに輝き、今週はケニアで行われるWRC第6戦サファリ・ラリー・ケニアに、TOYOTA GAZOO Racing WRTからスポット参戦しているオジエ。彼は今月上旬に開催されたル・マン24時間を含む今季のWEC開幕3戦をLMP2チームで戦い、開幕戦セブリングでクラス12位、第2戦スパは8位、母国ラウンドとなったル・マンでは9位といずれも完走を果たした。
オジエ、初ル・マンで完走。気になるWEC富士とラリージャパンでの来日予定【WRC Topic】
WRC世界ラリー選手権で通算8回ワールドチャンピオンに輝いたセバスチャン・オジエ。2021年限りでWRCフルタイムドライバーを引退した彼は今季、TOYOTA GAZOO Racing WRTからラリーにスポット出場しながらWEC世界耐久選手権にフル参戦中だ。6月の第2週に開催されたル・マン24時間ではLMP2クラス9位で完走したが、今年オジエの姿を日本で見ることができるのだろうか?
今回がル・マン24時間初挑戦となったオジエは、LMP2クラスでオレカ07・ギブソンを走らせるリシャール・ミル・レーシングチームの一員として出場。ピットインの際に大きなミスを犯しストップ&ゴーペナルティを課せられたが、それを除けば大きなミスはなく、安定したタイムを刻みクラス9位、総合13位で完走を果たした。
モントーヤの息子セバスチャン、ザ・グレン参戦へ。17歳の新星がドラゴンスピードに再加入/IMSA
セバスチャン・モントーヤは、6月23~26日にアメリカ・ニューヨーク州のワトキンス・グレン・インターナショナルで開催される『サーレン・ザ・グレン6時間』で、ヘンリク・ヘドマンと父ファン・パブロ・モントーヤのコンビに加わり、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権LMP2クラスを戦うドラゴンスピードUSAのラインアップに復帰することになった。
17歳のモントーヤは今年3月、IMSA第2戦セブリング12時間でシリーズとLMP2カテゴリーデビューを果たした。このときドラゴンスピードは彼を復帰させる予定はなかったが、IMSAシリーズ内の耐久カップである“ミシュラン・エンデュランスカップ(IMEC)”第3戦に出場するため、“もうひとりのモントーヤ”をふたたび追加起用することを決めた。