ルーキー衝撃ポール獲得の土曜も、豪雨と“カオス”の日曜も、王者SVGが3連勝達成/RSC第8戦

 7月29~31日に“ザ・ベンド”ことベンド・モータースポーツパークで争われた2022年RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ第8戦『OTRスーパースプリント』は、ワイルドカード参戦の新鋭ザック・ベスト(ティックフォード/フォード・マスタング)が、土曜予選シュートアウトで衝撃のポールポジションを奪取して開幕。しかし弱冠20歳のルーキーに立ちはだかったのはレッドブル・アンポル・レーシングの王者“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(トリプルエイト・レース・エンジニアリング/ホールデン・コモドアZB)で、若手有望株とのバトルに際し「失うものが何もない相手との勝負は最高だった」と余裕の完勝劇をみせた。

 豪雨に見舞われた日曜はグリッドストールでの大事故で赤旗中断となり、最終ヒートも雨量によりセーフティカー(SC)先導スタートの“カオス”な展開のなか、すべてのレースを制したSVGが3連勝を決め、見事に週末ハットトリックを達成。この結果、今季がファクトリー活動最終年となるホールデン陣営が、早くもマニュファクチャラーズタイトルを獲得している。

最終ラップ接触バトルは“ペナルティ”決着に。レッドブル・ホールデンの王者が破竹の連勝劇/RSC第7戦

 7月8~10日にクイーンズランド州タウンスヴィルで争われた2022年RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ第7戦のスーパースプリントは、土曜初戦でレッドブル・アンポル・レーシングの王者“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(トリプルエイト・レースエンジニアリング/ホールデン・コモドアZB)がポール・トゥ・ウインを達成。

 続く日曜は波乱続発の展開となり、最終ラップの最終コーナーで王者に接触スピンを招いたアントン・デ・パスカーレ(ディック・ジョンソン・レーシング/フォード・マスタング)にペナルティ裁定が下り、再びチャンピオンが勝利を手にする結果に。SVGはこの連勝劇により、選手権リードをさらに拡大している。

名物インディゴ戦の週末はDJRマスタングが1-2達成、ウォーターズとモスタートも勝利/RSC第6戦

 2022年RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ第6戦として、6月17~19日にヒドゥン・バレー・レースウェイにて争われた『ダーウィン・トリプルクラウン』は、名門ディック・ジョンソン・レーシング(DJR)のシェルVパワー・フォード・マスタングが土曜を制圧。ポールシッターの僚友を打ち負かしたアントン・デ・パスカーレ(フォード・マスタング)がレース1を制覇し、DJRがワン・ツー・フィニッシュを達成した。

 続く日曜レース2はキャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)が、最終ヒートのレース3はチャズ・モスタート(ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド/ホールデン・コモドアZB)がそれぞれ制し、ダーウィンの週末はフォード勢が3戦2勝を挙げている。