WorldRX世界ラリークロス選手権で、今季2022年より導入される電動最高峰“RX1e”クラスへの参戦を表明するフォルクスワーゲン・ディーラーチーム・バウハウスことクリストファーソン・モータースポーツ(KMS)は、言わずと知れた“4冠王者”のヨハン・クリストファーソンを含めたドライバーラインアップを発表。絶対エースの僚友としてEuroRX優勝経験を持つオーレ・クリスチャン・ベイビーに加え、ストックホルム生まれのティーンエイジャー、グスタフ・ベリストロームの起用をアナウンスした。
2022年開幕のフル電動最高峰クラス“RX1e”の開幕が、8月のノルウェー戦に延期へ/WorldRX
今季2022年より、電動最高峰“RX1e”クラスの導入を予定するWorldRX世界ラリークロス選手権は、本来7月末に予定されていたドイツ・ニュルブルクリンクでの栄えある開幕戦を延期する決断を下し、各参戦チームが新時代に備えるため最大限の時間を確保する方針を選択。8月13~14日にスケジュールされていたノルウェーのヘル戦が、新たなオープニングイベントに指定された。
これにより、ドイツはダブルヘッダー戦とした上で11月のシーズンフィナーレに移動し、10月19~20日の週末には2015年から毎年WorldRXを開催してきたスペインのバルセロナでの、こちらもダブルヘッダー戦が追加されている。
2021年EuroRX1王者のバッケルド、EKSのアウディで北欧2戦に復帰。クリストファーソンも並行参戦へ
WorldRX世界ラリークロス選手権の登竜門でもあるFIAヨーロピアン・ラリークロス・チャンピオンシップ(EuroRX1)で、2021年にチャンピオンを獲得したアンドレアス・バッケルドが、今季も同クラスでの「未完のビジネス」完遂に向け始動。自身が3年前にもステアリングを握ったアウディS1 EKS RXクワトロで、第2戦のスウェーデンと第3戦の地元ノルウェー戦に出場すると表明した。
また、WorldRXで4度のタイトル獲得経験を持つ“絶対王者”ヨハン・クリストファーソンも、電動化初年度を前に地元の“聖地”ホーリエス戦で内燃機関搭載の愛機フォルクスワーゲン・ポロGTIをドライブし、強豪25台が集結するEuroRX1でのひと暴れを誓った。