クリストファーソン率いるKMSが体制確定。電動化新時代のRX1eに向け2名の若手を起用/WorldRX

 WorldRX世界ラリークロス選手権で、今季2022年より導入される電動最高峰“RX1e”クラスへの参戦を表明するフォルクスワーゲン・ディーラーチーム・バウハウスことクリストファーソン・モータースポーツ(KMS)は、言わずと知れた“4冠王者”のヨハン・クリストファーソンを含めたドライバーラインアップを発表。絶対エースの僚友としてEuroRX優勝経験を持つオーレ・クリスチャン・ベイビーに加え、ストックホルム生まれのティーンエイジャー、グスタフ・ベリストロームの起用をアナウンスした。

エクストリームE参戦中のケイティ・マニングス、7月の聖地ホーリエスでRX2eにゲスト参戦へ/WorldRX

 今季で創設2年目の電動オフロード選手権『エクストリームE』に参戦中のケイティ・マニングスが、7月2~3日にスウェーデンの“聖地”ホーリエスで開幕する2022年のWorldRX世界ラリークロス選手権併催イベントへの出場が決定。こちらも昨季から導入された電動ワンメイク車両を使用する『FIA RX2eチャンピオンシップ』でシリーズデビューを飾り、同地伝統のイベント“Magic Weekend”のラインアップに加わることとなった。

2021年EuroRX1王者のバッケルド、EKSのアウディで北欧2戦に復帰。クリストファーソンも並行参戦へ

 WorldRX世界ラリークロス選手権の登竜門でもあるFIAヨーロピアン・ラリークロス・チャンピオンシップ(EuroRX1)で、2021年にチャンピオンを獲得したアンドレアス・バッケルドが、今季も同クラスでの「未完のビジネス」完遂に向け始動。自身が3年前にもステアリングを握ったアウディS1 EKS RXクワトロで、第2戦のスウェーデンと第3戦の地元ノルウェー戦に出場すると表明した。

 また、WorldRXで4度のタイトル獲得経験を持つ“絶対王者”ヨハン・クリストファーソンも、電動化初年度を前に地元の“聖地”ホーリエス戦で内燃機関搭載の愛機フォルクスワーゲン・ポロGTIをドライブし、強豪25台が集結するEuroRX1でのひと暴れを誓った。