予算ピッタリ、理想のモデルハウスにはガレージがなかった! 広い庭に後付けで立てることを決意
クリームイエローのポルシェ911と真っ赤なBMW M3が収まる木造のガレージハウス。この建物のオーナーは、三重県で輸入ビジネスをし、クルマ、音楽を趣味とするKさんだ。
結婚をきっかけに、戸建て物件を3年かけて探していたKさんは、ある日電柱に貼ってある不動産広告に気づく。それは土地70坪、閑静な住宅街に建てられた築2年のモデルハウスという物件で、予算的にもピッタリ。地理的にもクルマで職場まで30分というちょうどいい場所であったという。
それまで10軒以上物件を探していたが、この物件は場所もデザインも求めていたものに近い。しかし、致命的な欠陥があった。この物件には大好きなクルマを収納するガレージがなかったのだ。しかし、広い庭を生かし、今後ガレージを増築するという計画で、購入に踏みきったのであった。
クルマ好きの設計士さんとガレージを増築!
自宅を購入して2年後、ついにガレージを増築することを決意。設計を依頼したのは、友人に紹介され地元で外交工事やエクステリアを専門に扱う株式会社「東万」であった。営業の成田さんの愛車はミニ・クーパーで、設計担当者の鈴木さんもクルマ好きということで、数回の打ち合わせをしたのち現在のプランニングに決定した。
Kさんの要望は、車高の低いクルマでも無理なくガレージに収納できること。なるべくスペースを大きく取り、乗り降りが窮屈にならないようにガレージ内のスペースを最大限確保すること。また、自宅リビングから行き来できること、母屋のデザインと違和感なくあわせることというものである。
まるで当初からあるような自然なガレージ!
当初、間口を広くするためにガレージを鉄骨造にすることも考えたが、自宅の延長として違和感ない木造をチョイス。母屋のデザインにあわせ、丸いデザインを取り入れたほか、母屋の木目にあわせてブラウンのサイディングやホワイトの吹きつけ塗装にしている。
そのほか、引き戸の追加、LEDによる夜の演出、植栽など、外構をトータルでデザイン。まるで、はじめからガレージ付きで設計されたようなガレージハウスを実現している。ガレージ前の勾配は、地面を最大30cm掘り込み水平を出すことで車高の低いクルマをスムースに出し入れできるようになった。
ちなみにKさんが購入したモデルハウスは、家具もすべて備えつけられていたため、家具や電化製品など出費はなかったという。ガレージを増築することで見事、素敵なガレージハウスを手にしたKさん。これからガレージ付きの住宅を検討されている方にはとても参考になるのではないだろうか。
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